過去のおすすめソフト

2015年9月9日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

recommend15090901-200x150

The Way 宮川 純

Ultimate HQCD仕様
発売元:T5Jazz Records
発売:2015.7.22
価格:¥2,600+税
品番:T5J-1010

聴きどころ

今月は日本の若きJAZZピアニスト・キーボーディスト宮川純のデビュー3作目となるアルバムを取り上げる。宮川純の演奏家としての才能はそのテクニック、音楽性から今回のアルバムにも余すとことなく発揮されているが、今回収録の9曲の内8曲がオリジナル曲で、その作編曲才能を発揮したアルバムでもある。4曲目のPulseは曲名通りパルス音をトラムとピアノで刻み、6曲目のAutomata(ゼンマイ仕掛けの人形)はベースとドラムで人形の動きを表し、その作編曲は楽しめる。黒田卓也(トランペット)がゲスト参加したタイトル曲のThe Wayと9曲目の30秒後に入っているシークレットトラックはインタープレイが素晴らしく「まさにJAZZ」と言う感じで気持ちいい。9曲目のJust a Momentはアップテンポのモダンな演奏。荻原亮のギターソロに始まり、続いて宮川純のピアノソロ、そして圧巻なのがそれらのソロの後ろで畳み掛ける石若駿のドラム。この背後のドラムはそのままソロになり曲を締めくくる。終曲としてとてもスリリングな曲に仕上がっている。録音は重心が低く且つ各楽器の切れがいい好録音。この重心低さは坂崎拓也の、時には軽快に、時には粘るようなアコースティックベース演奏によるところが多い。日本の若手Jazz artistによるオリジナリティーあふれた好アルバムである。

評:JAS

株式会社音楽之友社 ステレオ編集部(選者)神崎 一雄氏 9月の優秀録音盤

recommend15090201-200x150

ライヴであることを忘れさせる見事な高S/N比と、
ひとつのアルバムとしての整ったまとまりが素晴らしい

アバド&モーツァルト菅・イン・マドリード  CD

発売元:キング・インターナショナル
価格:¥3,000+税
品番:KKC5433

株式会社音楽出版社 CDジャーナル誌 (選者)小田 晶房氏 9月の推薦盤

recommend15090202-200x150

やっぱ愛だよ、愛。

ヨ・ラ・テンゴ/ スタッフ・ライク・ザット・ゼア
CD

ジャンル:海外ロック&ポップス
レーベル:マタドール/Hostess Entertainment Unlimited.
発売日:2015.8.26
価格:¥2,371+税
品番:BGJ-10244

2015年8月20日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

recommend15082001-200x150

山中千尋 シンコペーション・ハザード
33 1/3回転 30cm LPレコード

発売元:ユニバーサルミュージック合同会社
発売:2015.8.5
価格:¥5,556+税
品番:UCJU-90012

聴きどころ

<100& Pure LP>仕様によるアナログで180g重量盤。前作NYC録音によるSOMETHING BLUE
(UCJU-90006)がSax、Trumpet、Guitarも加えたゴージャスな布陣でオーソドックスな演奏の
中にも彼女の世界が創られてあったのに対し、今回は全編トリオでの録音作品。
先の同タイトルCD記も参照ください。
A面の頭から小気味良いピアノの刻みやシンバルレガート、ベースがスピーカーから
飛び出してくる。これは気持ちいい。2曲目になると途中でテンポを変化させるアレンジ
になり、音の間(ま)がアナログレコードらしいゆったりした空間を写し出してくれている。
B面で聴けるドラムのブラシ奏法も細やかで奥行ある音に、一瞬ハッとする。30センチ盤で
あるにも拘らず、B面は28分弱と収録時間は長いが、カッティングが功を奏しているのか
全編を通してダイナミックなサウンドで楽しめる一枚。

評:JAS

2015年8月8日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

recommend15080606-200x150

インバル(指揮)東京都交響楽団「マーラー:交響曲第 10番」
スーパーオーディオCD ハイブリッド・レイヤー・ディスク

発売元:オクタヴィア・レコード
発売:2015.7.24
価格:¥3,800+税
品番:OVXL-00089

聴きどころ

今月はクラシック1作に加え、日本人プレーヤー参加のジャズ作品3作の計4作を取り上げる。

先ずはクラシックアルバム。7月度で取り上げた交響曲第9番に続き、インバル指揮 東京都交響楽団による新マーラーチクルスの終曲 交響曲第10番を取り上げる。交響曲第10番は「アダージョ」のみが演奏されることが多いが、ここでは1989年に発行されたテリック・クック補筆第2版にインバル自身によるいくつかの処置が施された全曲盤である。ライナーノートによると全曲盤は既に6種類ほどのCDが出ているとの事だが、筆者にとっては初めて聞く全曲盤である。構成はマーラー自身による楽譜がほぼ完成されていた「アダージョ」から始まり、大太鼓の断続的な演奏から始まるフィナーレまでの第5楽章であるが、死を予感させる第9番の次に来る、まさにマーラーが描いた死の世界を表現した交響曲の感がする。録音は第9番と同じくBK4006、2本によるワンポイント録音であり、プロデューサー 江崎氏とマエストロ インバルによる新マーラーチクルスの集大成と言える素晴らしい録音である。江崎氏によるプロデューサーノートでは、1985年のインバル/フランクフルト放送交響楽団によるマーラー交響曲第4番のワンポイントマイク録音にも触れられており興味深い。試聴はスーパーオーディオCD層で行った。

評:JAS

2015年8月8日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

recommend15080605-200x150

山中千尋 シンコペーション・ハザード
[通常盤][SHM-CD]

発売元:ユニバーサルミュージック合同会社
発売:2015.7.15
価格:¥3,024(税込)
品番:UCCQ-1043

聴きどころ

日本人ジャズの一作目は山中千尋ピアノによるトリオ演奏。ラグライムをテーマに取り上げたアルバムだが、軽快かつ超絶技巧的なピアノ演奏に加え、彼女の曲作りはラグライムと言う古いアメリカ音楽を単に現在風にアレンジするだけではなく、山中流にとても新鮮な音楽に仕上げ直している。2曲目の有名なスコット・ジョプリンのエンターテイナーでは、古典の中に斬新さがあり、4曲目のイージー・ウィナーではキーボードとドラムで都会的な雰囲気を醸し出し、6曲目のリフレクション・ラグはロック風にと、1900年代初期のスコット・ジョプリンの音楽をまさに新鮮なこの瞬間の音楽に再創造している。加えて3曲目のメイプル・リーフ・ラグでの軽快なピアノ演奏は気持ちいい。11曲目のグレイスフル・ゴーストはミディアムテンポで、古きラグタイムを愉しむと同時に、終曲らしく山中千尋の音楽の世界の余韻を楽しむエピローグ感が出ており、アルバム構成も完成度が高い。ニューヨークのEastSide Soundスタジオで録音され、ベースの音像の上のピアノ、ドラムが左右に広がり、一体感のあるトリオ演奏録音となっている。演奏、録音共に痛快なアルバムである。

評:JAS

2015年8月8日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

recommend15080604-200x150

オブ・ザ・セイム・マインド【SHM-CD】【CD】
デイヴ・ウェックル・アコースティック・バンド

発売元:ユニバーサルミュージック合同会社
発売:2015.7.22
価格:¥2,808(税込)
品番:UCCU-1493

聴きどころ

日本人ジャズの二作目は小曽根真参加のデイヴ・ウェックル・アコースティック・バンドのアルバム。リーダーはチックコリアのバンドで活躍したドラムのデイヴ・ウェックルだが、ここでの小曽根のピアノは素晴らしい。ご存じの通り小曽根真は世界で活躍するジャズピアニスト。ピアノ演奏に加え曲作りも行い、このアルバムでも3曲が小曽根作曲の楽曲。中でも8曲目のアグア・ジ・ラ・ムジカはラテン調の曲で、小曽根のアコースティックピアノとブラシ演奏のドラムとのインタープレイは最高。アルバム全体は非常にオーソドックスなメインストリームジャズで、楽曲もマイルスデイビスのAll Blues以外、先の小曽根の3曲も含み、全てメンバー作曲の楽曲となっている。録音はロサンジェルスのSunset Soundスタジオで行われ、ドラムが左右に広がり、サックスはやや左手、ピアノはやや右手から大きく左右の広がり、アコースティックベースの形をしたエレキベースと共に重量級の音質となっている。因みにこのベースは「Electric Upright Bass」と表記されているが、音色はエレキベースだが、演奏はジャズに向いているように感じた。演奏、録音共にこれぞ現代の「モダンジャズ」演奏に仕上がっている。

評:JAS

2015年8月8日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

recommend15080603-200x150

本田雅人 / SAXES STREET【CD】【SHM-CD】

発売元:ユニバーサルミュージック合同会社
発売:2015.6.24
価格:¥3,240(税込)
品番:UCCJ-2126

聴きどころ

日本人ジャズの最後は本田雅人のフュージョンアルバム。本田雅人のリードを中心に豪華メンバーによるリズムセクションがそれぞれの楽曲に参加している。リズムセクションに加え、オープニング曲ではトランペットのエリック宮城が参加し、1曲目からギンギンの、と言うか王道のフュージョン演奏となっている。2曲目は、本田はフルートを演奏し、ラテン調の軽快なイージーリスニング的な曲。その後もギンギンのフュージョンとさわやか系を織り交ぜ楽しく聞けるアルバムに仕上がっている。録音はエレキ感たっぷりの太いガツっとした音。繊細さとかアコースティック感は少ないが、これぞフージョンという太くずっしりした音作りで、その中に中高音のメリハリ、スピード感のあるコンテンポラリーな音作り。ただ、2曲目と6曲目には井上陽介のアコースティックベースが入っており、妙に筆者の耳には心地よかった。

評:JAS

株式会社音楽之友社 ステレオ編集部(選者)峰尾 昌男氏 8月の優秀録音盤

recommend15080602-200x150

柔らかくかつ鮮明という希有なバランスを備えた録音

J.S. バッハ: オルガン独奏のための六つのトリオ・ソナタ
●ロレンツォ・ギエルミ(オルガン/ユルゲン・アーレント建造)
CD

発売元:マーキュリー
価格:¥2,800+税
品番:PSC967

株式会社音楽出版社 CDジャーナル誌 (選者)湯浅 学氏 8月の推薦盤

recommend15080601-200x150

モンサント社の地球規模の悪業

ル・ヤング+プロミス・オブ・ザ・リアル / ザ・モンサント・イヤーズ
CD+DVD

ジャンル:海外ロック&ポップス
レーベル:リプリーズ
発売元:ワーナー・ミュージック・ジャパン
発売日:2015.7.29
価格:¥3,124+税
品番:WPZR-30662~3