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今月のおすすめソフト

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株式会社音楽之友社 ステレオ編集部(選者)峰尾 昌男氏 11月の優秀録音盤

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入念に選ばれた会場と楽器によるシューベルト

シューベルト: ピアノ・ソナタ 第20番・第21番
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)

CD
発売元:ユニバーサルミュージック
発売日:2017年9月20日
価格:¥3,000+税
品番:UCCG1775

株式会社音楽出版社 CDジャーナル誌 (選者)峯 大貴氏 11月の推薦盤

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スカート新章の幕開け

20/20
スカート

CD
ジャンル:J-Rock&Pops
レーベル:ポニーキャニオン
発売日:2017.10.18
価格:2,600円+税
規格品番: PCCA-04583

2017年10月30日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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モーツァルト:バイオリン・ソナタ撰集<タワーレコード限定>
ダヴィド・オイストラフ、パウル・バドゥラ=スコダ

品種:スーパーオーディオCDハイブリッドディスク
レーベル:COLUMBIA X TOWER RECORDS/The Valued Collection Platinum
発売日:2017/09/22
定価: ¥4,320(税込)
商品番号:TWSA-1037/8

聴きどころ

今回はタワーレコードのSA-CDシリーズの中から、日本コロムビアとのコラボによるドイツ「オイロディスク」レーベルの復刻第4弾の3作品を取り上げる。まず一作目はダヴィッド・オイストラフとパウル・バドゥラ=スコダによるモーツァルトのバイオリン・ソナタ集。ダヴィッド・オイストラフが亡くなる2年前の1972年の録音で、その演奏は今でも名盤に位置付けられる素晴らしいものである。録音はバイオリンとピアノというシンプルな構成ゆえ、今から45年前のアナログ録音とは言え十分な情報量が捉えられており、現在のハイレゾ録音に全く引けを取らないLive感のある優秀録音である。バイオリンは伸びやかで、時に明るく、時に重たく、素朴だが優美な音色で、ピアノはやや奥に定位し響きを抑えたピアノフォルテ的な音色で奏でられ、そのアンサンブルは温かみのある音質となり、いぶし銀のようなモーツァルトに仕上がっている。今は実演を聴くことのできない巨匠の名演奏が高品位な音質で聴けることは素晴らしく、多くの方にお薦めしたい名盤である。

評:JAS

2017年10月30日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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メンデルスゾーン&ブルッフ:バイオリン協奏曲<タワーレコード限定>
レオニード・コーガン、ロリン・マゼール、ベルリン放送交響楽団

品種:スーパーオーディオCDハイブリッドディスク
レーベル:COLUMBIA X TOWER RECORDS/The Valued Collection Platinum
発売日:2017/09/22
定価: ¥2,700(税込)
商品番号:TWSA-1040

聴きどころ

2作目もバイオリンの巨匠の作品で、レオニード・コーガンのメンデルスゾーンとブルッフのバイオリン協奏曲。バックはロリン・マゼール指揮のベルリン放送交響楽団。1974年の録音でレオニード・コーガン50歳のまさに絶頂期の演奏。メンデルスゾーンはゆったりしたテンポでバイオリンが優雅に奏でられ、オーケストラはバランス良く立体感を持って背後に広がり、この超有名曲を新鮮に聴かせる。ブルッフでは、第1、第2楽章はゆったりと重厚に、終楽章は力強く、圧巻の演奏である。フルオーケストラ演奏ゆえ、現在のハイレゾ録音比べ情報量が若干少なく、オーケストラの響きに厚みが多少不足するが、レオニード・コーガンとロリン・マゼールという二人の巨匠の共演による名演奏を十分に引き立てる好録音である。

評:JAS

2017年10月30日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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シベリウス:バイオリン協奏曲 シュニトケ:合奏協奏曲<タワーレコード限定>
ギドン・クレーメル、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、ロンドン交響楽団

品種:スーパーオーディオCDハイブリッドディスク
レーベル:COLUMBIA X TOWER RECORDS/The Valued Collection Platinum
発売日:2017/09/22
定価: ¥2,700(税込)
商品番号:TWSA-1039

聴きどころ

最後は、現在のバイオリンの巨匠ギドン・クレーメルが新進気鋭の30歳の時に録音したシベリウスのバイオリン協奏曲とシュニトケの合奏協奏曲。バックはロジェストヴェンスキー指揮のロンドン交響楽団。シベリウスは、クレーメルが1970年のチャイコフスキー国際コンクール優勝時に本戦で弾いた曲ということで、気迫の演奏である。バイオリンは伸びやかだが緊張感のある音質で、オーケストラは左右に大きく広がり各楽器の定位感も良くダイナミックに展開する。特に第3楽章はクレーメルのバイオリンがオーケストラの上を駆け回ると言っていいほどの気持ちのいい演奏で、圧巻である。シュニトケの合奏協奏曲はこの録音が世界初録音となる現代音楽作品。現代音楽というだけで難解とかで敬遠気味であるが、終曲にタンゴのリズム/メロディーが入るなど、それぞれの楽章で曲風が変化し楽しめる作品となっている。更に最大の特徴は、弦の間にコインを挟んで音色を変えている「プリペアード・ピアノ」をはじめ、楽器の可能性を探るかのように、それぞれの楽器から様々な音色が色々な形で再現されるところにあると思う。それらはシャープでクリアーな音質で、高品位な録音は十分にそれらを再現し、とても魅力的な作品に仕上がっている。現在70歳になったクレーメルは今でも新しいことへの取り組みに積極的であるが、この作品はクレーメルの原点となった作品として多くの方にお薦めしたい名盤である。

評:JAS

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日本プロ音楽録音賞

2016年・第23回日本プロ音楽録音賞

◎ CD部門「クラシック、ジャズ、フュージョン」

最優秀賞

「CUBIC MAGIC」(SICJ-10001)より
「Summertime」 THREESOME
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント CD
ミキシング&マスタリング・エンジニア:鈴木 浩二/株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ
アシスタント・エンジニア:野口 素弘/株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ

◎ CD部門「ポップス、歌謡曲」

最優秀賞

「11.」(VICL-64486)より
「Killing you」 paris match
株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント CD
ミキシング・エンジニア:谷田 茂/株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
マスタリング・エンジニア:川﨑 洋/FLAIR MASTERING WORKS
レコーディング・エンジニア:杉山 洋介/coolism productions

◎ ハイレゾリュージョン部門「2ch ステレオ」

最優秀賞

「Guitar Is Beautiful KW45」より
「Bolero [押尾コータロー×渡辺香津美]」 渡辺 香津美
発売元:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
配信元:e-onkyo music  フォーマット: 96kHz/24bit
ミキシング&マスタリング・エンジニア:鈴木 浩二/株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ

◎ ハイレゾリュージョン部門「マルチch サラウンド」

最優秀賞

「ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》」(COGQ-88)より
「ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》より
「鶏の足のうえの小屋」「キエフの大門」」
アンドレア・バッティストーニ指揮 東京フィルハーモニー交響楽団 SACD 5.0ch
発売元:日本コロムビア株式会社
マスタリング・エンジニア:佐藤 洋/日本コロムビア株式会社
ミキシング・エンジニア:塩澤 利安/日本コロムビア株式会社
セカンド・エンジニア:川上 真一/日本コロムビア株式会社

◎ ベストパフォーマー賞

最優秀賞

「”calling”」(BELLS-CD-G1-G2)より
「春よ、来い」 吉田 美奈子
発売元:(株)ラ・ラ・ルー・プロダクションズ CD

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ミュージック・ペンクラブ音楽賞

第26回ミュージック・ペンクラブ音楽賞

クラシック部門
独奏・独唱部門

「山根 弥生子」
2013年7月発売の「山根弥生子 ベートーヴェンを弾くvol.3~バガテルとさまざまな小品~」(コジマ録音)により、日本人初のベートーヴェン全ピアノ独奏作品録音の偉業が達成された。1960年のデビュー以来、半世紀以上にもわたる国内外に及ぶ長年の演奏活動はもとより、ベートーヴェンの演奏録音では1997年の現役日本人女性ピアニスト初となるピアノ・ソナタ全集を発表以来、作品番号なしの作品までも網羅した単独での録音は世界的にも珍しく、既存の全集録音にはない未収録作品を複数含む希少性と共に、演奏のクオリティが極めて高いことも評価される。(齋藤弘美)

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