平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼を申し上げます。
そして、「OTOTEN2018」では多大なるご協力を賜り、お陰様で昨年比30%増の17,000名という多くの方々に来ていただきました。熱心な音楽ファン、オーディオファンの皆様にはご満足頂けたと思いますが、慢心することなく真の目標に向かってさらなる努力をする所存ですので変わらぬご支援をお願い申し上げます。

さて、この度、はからずも伝統ある日本オーディオ協会の会長を拝命いたしました。
日本オーディオ協会の歴史と伝統は、数多くの先達の多大なるご尽力と、オーディオ業界を支えてくださった関係者の皆様、オーディオ文化を愛してくださった音楽ファンの皆様の、ご支援、ご協力のもとに、築かれてまいりました。
また、良い音に対する飽くなき探求によって、多様な技術資産が蓄積され、高い完成度をもって開花したアナログ、ハイファイの時代においても、劇的に変革を遂げたデジタル化、ネットワーク化においても、業界一丸となって取り組んでまいりました。
つまり、その時代の最も先進的な技術開発に情熱をもって挑戦し続けてきた歴史といえましょう。今後もこの思いを引き継ぎ、良い音で音楽に感動する体験を、一人でも多くの方々にお届けし、未来に向かって楽しい音楽体験を創造してまいりたいと思います。

一方、技術進化とライフスタイルの変化は「音楽試聴スタイル」を大きく変えてきました。
特に、昨今の世界はAIやロボティクスが常識になり超速で変化しています。私達オーディオの世界も平穏でいられるはずもありません。既にスマートスピーカーなどIT機器なのかオーディオジャンルなのか線引きが難しい次世代商品が押し寄せています。

日本オーディオ協会は「ハイレゾ・オーディオ」導入以来、既に4年が経ちました。 さらに「新たなオーディオの世界」をこれらの流れに遅れることなく提案していきたいと思います。日本らしいきめ細かさや、本質を見失わず、人々の幸せな暮らしを彩るオーディオを探求してまいります。

オーディオの世界は大変奥深いものであり、私自身の理解不足や力不足の点など至らぬことが多いと思いますが前任会長と変わらぬご指導とご鞭撻をお願い申し上げまして会長就任のご挨拶とさせて頂きます。

一般社団法人 日本オーディオ協会 会長 小川 理子