過去のおすすめソフト

2015年3月26日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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寺井尚子「ホット・ジャズ」
スーパーオーディオCD シングル・レイヤーディスク アルバム(SHM仕様)

発売元:ユニバーサルミュージック
リリース日:2015.3.25
価格:¥4300+税
品番:UCGU-9058

聴きどころ

彼女の演奏をサポートするレギュラー・グループを12年ぶりに一新して制作に臨み、ステージでもおなじみのスタンダードナンバーと、新バンドの新レパートリーを収録した最新アルバム。通常CDも同時発売され、さらに4形態によるファイル配信も準備されるなど、それぞれ試聴方法の選択肢も増えた意欲的な作品になっている。
全12曲のトップ「クロードのタンゴ」は緊張感ある音創りで、アルバム全体への期待を感じさせる演奏。「フラジャイル」ではピチカート奏法も織り交ぜながら彼女のバイオリンが甘く謳いあげている。チックコリア「スペイン」は新しいサポートメンバーとも意気の合った素晴らしい演奏が展開され、おなじみのナンバー「リベルタンゴ2015」のエネルギッシュさも、このアルバムの聴きどころ。日頃のオーディオ装置をきちんと整備して寺井尚子が奏でるバイオリンの音色を楽しみたい。

評:JAS

2015年3月12日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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朴 葵姫(パク・キュヒ)「Saudade -ブラジルギター作品集-」CDアルバム

発売元:日本コロムビア
リリース日:2014.9.17
価格:¥2800+税
品番:COCQ-85094

聴きどころ

パク・キュヒがブラジル音楽を取り上げたアルバム。パクは3歳の時に父親の仕事で日本に滞在し、母親が通った音楽教室でギターを始め、15歳からは日本に移り住み、2004年に日本音楽大学入学し、その後数々のコンクールで優勝したギター界の新星。2011年2月10日の武蔵野文化会館小ホールでの演奏会がNHKで放映された時インタビューからはとてもかわいい女子と言う感じだか、自身の演奏スタイルとして、「自然で流れるような音にし、常に歌うように演奏をしたい」と話し、実際の演奏も、左手は決して大きくない手を大きく広げ、正確に且つ力強く弦を押える一方、右手は滑らかに優しく指で弦を弾き、自然で音楽性豊かな美しい音色を奏でていた。さて、今回のアルバムはブラジルの作曲家によるギター作品集。ルイス・ボンファの黒いオルフェ、アントニオ・カルロス・ジョビンのデサフィナードと言うボサノバの名曲も含まれるが、あくまで、クラシカルな音楽性豊かな演奏が聴かれる。録音は甲府コラニー文化ホールで、アコースティックな録音。極端なオンマイクではないが、ギターの音像はしっかりセンターに定位し、左右にアコースティックな響きが広がるホールを活かした自然な録音がなされている。一方、超絶技巧曲である7曲目のヴィラ・ロボスの練習曲12番では、弦の上を滑らす左指のキューと言う音がやや右上に定位し、あたかも、パクが目の前で弾いているような臨場感を再現している。10曲目のジョンゴでは、後半ギターのボディをパーカッションのように手でたたき、胴のこもり音、外周部を叩く明確なアタック音を忠実に再現している。また、8-9曲目のルイス・ボンファの2曲は温かみのあるパクらしい演奏。正確無比なパクの演奏は緩急自在、様々な音色を生み出すが、やはりパクの良さは、自然で豊かな音楽性にあり、ブラジル音楽の持つ明るさは、パクの演奏にさらに温かみを加え、いろいろシーンで何回も聞きたくなる、とても上質のアルバムである。

評:JAS

2015年3月12日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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安倍なつみ「光へ -classical & crossover-」

発売元:日本コロムビア
配信開始日:2014.10.22 (e-onkyo music)
価格:¥2800(税込)
品番:WAV/flac(選択可)|96.0kHz/24bit

聴きどころ

モーニング娘初代センターとして活躍した安倍なつみは、2004年のソロデビュー以来着々と成長を重ねており、その集大成とも言えるアルバム。例によって先にCDを聴くと、ソロアーティストとして大変安定した透明感あふれる歌声が魅力的に心に届く。決して無理のない等身大のボーカリストがスピーカーの間に自然に佇んで唄いかけてくるのだ。
WAVとflacが選べる96kHz/24bitのハイレゾでアルバムタイトル曲「光へ」を聴くと、冒頭ピアノ弾き語りパートには緊張感や静寂感があふれ、ストリングスのサポートが交わってくると楽器の位置の取り方がハッキリと判るようになる。このオリジナル曲にかける彼女やスタッフ達の音作りの意気込みが強力に伝わってくる。

評:JAS

2015年2月27日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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Kalafina「storia」

発売元:Sony Music Labels Inc.
配信開始日:2014.7.16 (mora)
価格:¥540(税込)
品番:FLAC|96.0kHz/24bit

聴きどころ

2008年に鮮烈デビューしたボーカルユニットKalafina待望の初ベスト盤THE BEST “Blue”から「歴史秘話ヒストリア」オープニングテーマ カヴァーソング「storia」を聴く。Kalafinaはアニメなどのテーマソングや挿入歌を数多くリリースしており、その歌声に魅了されていた人も多いと思う。楽曲制作も含めた総合プロデュースの梶浦由記氏による本作品は、独特の東洋的なメロディラインが特徴。CDを聴くとコンプやリミッターの効いたサウンドだが、3人のボーカリストの特徴も聴き分けられ、効果的に響くパーカッションサウンドも曲に華を添えている。しかしFLAC 96.0kHz/24bitでの再生ではその表情が全く違ってくる。
ボーカルの個性的な声質の違いがより魅力を増して聴き手迫って来て、ユニゾンは深みを増し、多重録音されたコーラスのポジションはより鮮明に描かれる。特にミッドレンジの再生リニアアリティが優れたスピーカーシステムで聴きたくなる、オーディオファイルも納得の優秀な一曲だ。

評:JAS

2015年2月27日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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森 麻季「日本の歌~花は咲く」
スーパーオーディオCDシングル・レイヤー アルバム

発売元:エイベックス・ミュージック・クリエイティブ株式会社
配信開始日:2014.9.24
価格:¥4,000+税
品番:AVCL-25856

聴きどころ

エイベックス・クラシックス・プレミアム・ラインは同社のカタログから、演奏・音質において高評を得た名盤から選りすぐられた生産限定盤でリリース10タイトルからの一枚。マスタリングは特に電源系を特別設計されたエクストン・スタジオ東京で行われたもので、Tr:1、15のPCM録音パートとTr:2~14のDSD特音パートの音の微妙な変化も面白い。これはデジタル信号方式云々よりもスタジオとホールと異なる会場で録音が行われた為、マイクで拾われた音の響きの違いであることが良く判る。辻井伸行、山岸茂人両ピアニストによる伴奏で歌う彼女のソプラノはどこまでも淀みなく澄みきっており、オーディオチェック用にも貴重な作品。

評:JAS

2015年2月27日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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佐渡 裕 指揮  ベルリン・ドイツ響 「ベートーヴェン:交響曲第5番<運命>
シューベルト:交響曲第7番<未完成>」
スーパーオーディオCDハイブリット・レイヤー アルバム

発売元:エイベックス・ミュージック・クリエイティブ株式会社
配信開始日:2014.12.24
価格:¥3,000+税
品番:AVCL-25862

聴きどころ

かつて多くのクラシックレーベルから企画発売された名曲の組み合わせアルバム。作品のライナーノーツにも書かれている通りオールド・ファンにも若い頃の感動を呼び覚ましてもらえる一枚だ。スーパーオーディオCDが持つ音の温かみが感じられる録音で、運命の第一楽章の頭の休符や一瞬のタメと直後に炸裂するオケの躍動感が素直に響く。金管と木管のバランスも調整されており楽器の配置も判りやすい。手前に位置する弦それぞれのパートも綺麗であり、ベルリン、イエス・キリスト協会での録音とあるが会場の響も過多になっておらず、特に消え際の音が整っており、ハイレゾデジタル録音で現代に聴く名曲アルバムと言える。

評:JAS

2015年2月13日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

2015年2月13日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

松田聖子「赤いスイートピー」

発売元:Sony Music Direct(Japan) Inc,
配信開始日:2014.12.24 (mora)
価格:¥540(税込)
品番:FLAC|96.0kHz/24bit

聴きどころ

オリジナル発売1982年5月21日で通算5枚目のアルバム「パイナップル」に収録された松本隆作詞、呉田軽穂(松任谷由実)作曲による「赤いスイートピー」は、まぎれもなく彼女の代表作品。1978年竣工の信濃町スタジオでアナログマルチトラック録音により緻密に制作された。Moraから配信されたハイレゾFLAC 96kHz/24bitと先頃ステレオサウンド社からスーパーオーディオCDで発売されたアルバムHD層は、共にアナログマスターからマスタリングされている。82年当時のアナログ17センチ盤を加えてこれらを聴き比べてみた。
17センチ盤ではややハスキーに聴こえていたボーカルはFLACでは気持ち芯が強くなりしっかりセンターに定位しやや現代的な音に聴こえる。一方スーパーオーディオCDはナチュラルな声質。松任谷正隆氏によるピアノイントロの中でも聴こえてくるトライアングルやカバサ、モンキー・タンバリンが右チャンネル寄りに記録されており、ハイレゾでは金属的な響きが鮮明になるのも印象的だ。途中のコーラスと伴奏楽器群の距離感の違いなど聴きどころ満載で、間奏のベーススライド音が音色の深みもそれぞれに違いがあって、これは面白い。

評:JAS

2015年2月13日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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吉田美奈子「TWILIGHT ZONE」CDアルバム

発売元:Sony Music Direct(Japan) Inc,
リリース日:2014.10.08
価格:¥2,400+税
品番:MHC7-30005

聴きどころ

<吉田保リマスタリングシリーズ>原音に忠実に!レコーディングされた音源の特性をそのまま生かしたリマスタリングシリーズ。

全曲彼女が作詞作曲を手掛けたオリジナル1977年リリースのアルバムで、ソウル、ジャズ、ゴスペルに影響を受けていることをうかがわせる作品。

自身のピアノを中心にして強力なリズム陣がサポートする。当時の録音を担当した吉田保氏がリマスタリングを施し、音圧を求めることなく、楽器の音と音の隙間を意識した音づくりに仕上がっている。Tr:5「恋は流星」ではピアノとローズピアノ(エレピ)の配置・距離感やブラスの奥行など音の分離が良く、エンディングのコーラス部までじっくりとスピーカーで再生することで注意深く聴きたい作品。村上ポンタ秀一のドラムが気に入った一枚。

評:JAS