JASジャーナル2013年11月号(Vol.53 No.6)

お台場のTIME 24に場所を移して開催された「オーディオ・ホームシアター展2013」(音展)も無事終了いたしました。速報として今年も村瀬氏の「見聞記」をお届けします。セミナーの充実など新たな取組みもありましたが、初めての会場ということもあって、運営・内容など反省点も多々あったかと思います。次年度での改善や充実に向け協会一丸となって取組んで参ります。今月号では、音展での展示もありましたが、次世代映像として話題の「スーパーハイビジョン」の音響技術についてNHK大久保氏に解説していただきました。また音展のセミナーでお話いただいた「ヘッドホン再生における音場再生」について、東京藝術大学の亀川 徹教授からご寄稿いただきました。ヘッドホンによるリスニングがますます重要な地位を占めてくるなか、当協会の技術部会でも再生音響のあるべき姿について議論が進められております。今後のリスニング環境変化への考察を、ソニー投野氏による「ヘッドホン技術動向」の記事とも合わせてお読み下さい。

連載の試聴室探訪記は、東京大学柏キャンパスの「自然環境スタジオ」を訪ねました。ここは東京大学大学院の斉藤 馨教授の研究室に属し、日本各地の森林の音をリアルタイムで配信するという特異な研究活動を進めている施設です。森林のライブ音配信の目的や研究について「サイバーフォレスト森林ライブ音配信」として、斉藤教授にご寄稿いただきました。関連するURLも示されていますので、ぜひご覧いただければと思います。

なお、編集委員を務めてまいりました(株)ディーアンドエムホールディングスの伊藤 昭彦氏が退任し、同社、米田 晋氏に交代いたしました。伊藤氏の長年のご尽力に対し謝意を表します。

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