JASジャーナル2014年3月号(Vol.54 No.2)

今年は寒さの厳しい時期が例年より長かったように思いますが、ここ数日やっと冬が終わり、春が来たと実感できる気候となりました。今年度の最後となりますがJASジャーナル3月号をお届けいたします。

日本オーディオ協会は12月6日を「音の日」と定め毎年イベントを行って参りましたが、おかげさまで昨年20回目を迎えることができました。これを記念して「音の日」の行事として18回目を数える「音の匠」の顕彰を中心に、音の日実行委員長の森氏の講演を掲載いたします。昨年の音の日に行われた記念講演ですが「音の日」と「音の匠」の意義や歴史を振り返っていただければ幸いです。また2013年の「音の匠」に選ばれたヤマハ株式会社の剣持氏に、顕彰の対象となった内容について「歌声合成技術VOCALOIDと新しい音楽」を寄稿いただき、音の日の講演でも大変好評を博した内容をまとめていただきました。

最近いろいろな音響機器で低消費電力を主眼に幅広く使われているデジタルアンプですが、高音質を視野に据えた技術・デバイスについてCSR株式会社の大島氏に「DDFA デジタルアンプ」を寄稿いただきました。また、技術会議で議論されているテーマの一環として「小型スピーカー、ヘッドホンでの音像定位実験について」を穴澤氏に寄稿いただきました。ヘッドホンやイヤーホンによるリスニングが増えていく中、課題を抽出し「より良い音」への提言につなげていければと考えております。連載「試聴室探訪記」ではSA-CDソフトも手がけるなど、高級オーディオ・ブランドとして名高いエソテリック株式会社の試聴室を訪れました。

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