JASジャーナル2007年7月号(Vol.47 No.7)

圧縮音源(高能率符号化音源・メモリー音源)による音楽再生が普遍化する中で、音楽配信やデジタルオーディオプレーヤー(DAP)などの更なる高音質化をめざした取り組みが行われています。 7月号の特集テーマを「音源の高音質化」として、高音質音楽配信やDAPなどの高音質化技術について、開発・事業化の意図、設計・商品化における留意点、ユーザーへのメッセージなどを執筆いただきました。 アプローチは様々ですが、音楽をよい音で楽しんでいただきたいという共通の思いがひしひしと伝わってきます。 日本オーディオ協会では本年度の普及活動の中で、「携帯(メモリー)オーディオからホーム、カーオーディオへのステップアップ促進」をテーマに上げています。メモリー音源をスピーカー再生で聴くことにも関心を持っていただきたいのが主旨です。協会ホームページ内に携帯オーディオフアン向けの特設ページを作り、さらに広がりのあるオーディオへの関心を高めるための啓発を行う準備も進めています。 本特集号により、メモリー音源の高音質再生や高音質音楽配信などの取組み例を通して、音楽を伝えるメディアが時代と共に広がりを見せる中における音へのこだわりをお伝えできれば幸いです。

目次

  • 特集 音源の高音質化 HD高品質音楽配信サイト「e-onkyo music」 -田中 幸成(P3~5) HDオーディオコンピューター HDC-1.0 -河村 文昭・田上 清吾(P6~11) 音楽配信、圧縮音楽に向けた高音質化への取組み -桑岡 俊治(P12~16) ソフト制作におけるK2 HDマスタリングへのアプローチ -高田 英男・桑岡 俊治(P17~20) サウンドレトリバー技術とその応用 -鈴木 四郎・佐藤 伸一(P21~25) サプリーム技術とその応用 -岩井 勇(P26~29) ギガビートの自社製デジタルオーディオプロセッサによる高音質化 -井澤 秀人・尾崎 行雄(P30~34)
  • 連載:テープ録音機物語 -阿部 美春 その26 第二次大戦後の欧州(3)(P34~38)
  • ニュースダイジェスト パワーラインサウンドシステム “music tap” -一樂 淳史(P39~40)
  • メンバーズプラザ 自薦ソフト紹介(音楽ソフト) -大林 國彦(P41) 自薦ソフト紹介(ビデオソフト) -大林 國彦(P42)
  • JASインフォメーション 軽井沢八月祭・オーディオ協会イベント案内 “極上のリゾート、極上の音 軽井沢オーディオサロン”(P43) 感性価値創造シンポジウム報告 中古品安全・安心確保プログラム等の意見募集(P44)

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