8月放送のサラウンド音声映画番組 wowow

『億男』  2018年 日本

2019/08/10(土)  20:00~  日本語オリジナル音声

2019/08/12(月)  10:30~  日本語オリジナル音声

2019/08/18(日)  10:00~  日本語オリジナル音声

2019/08/27(火)  20:00~  日本語オリジナル音声

東宝のプロデューサーで作家としても活躍する川村元気の原作を、「るろうに剣心」シリーズで佐藤と組んだ大友啓史監督が映画化。物語は、佐藤演じる図書館司書の一男が高橋演じる親友の九十九の行方を追いながら、九十九の過去を解き明かしていくミステリー仕立て。一男が会う、ギャンブル好きの実業家役の北村一輝、あえてのオーバーアクトでうさんくささを漂わせる藤原竜也と個性派たちが注目をさらい、他のキャストも魅力が光る。ある落語の名作が巧みに使われているあたりも心憎い。

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(C)2018 映画「億男」製作委員会

 

『快楽を貪る本能』  2018年 カナダ

2019/08/13(火)  23:15~  字幕版

カナダで唯一フランス語のみを公用語とし、フランス文化の影響が強いケベック州を舞台に、皮膚科学を研究する科学者をヒロインにした、エロティックだが知的でもあるという異色の作風に仕上がったのが本作。ヒロインが何を考えているのか分からないのを、見る者が想像力で補わざるを得ないという点、娯楽性とアート性が拮抗する独自の世界観だが、カナダではこういう作品も生まれていると映画ファンが知るきっかけにはなっている。

快楽を貪る本能

(C) 2018 LES PRODUCTIONS DU MOMENT INC.

 

『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)』  2010年 日本

2019/08/14(水)  22:20~ 日本語オリジナル音声

「仮面ライダー」劇場版シリーズの1本だが、公開時に放送中だった「~オーズ/OOO」とその前作である「~W」、双方の最新エピソードを盛り込みつつ、双方の登場人物が結集するスペシャルエピソード「MOVIE大戦CORE」をクライマックスにした3部構成。「~W」ファンが気になるのは劇場版前作「~W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010」で初登場した吉川がまたも仮面ライダースカル役を演じたこと。出番のボリュームは前作以上で、吉川が優れた運動神経を駆使したアクションは迫力満点。

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(C)2010 劇場版「オーズ&ダブルfeat.スカル」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

 

『コーヒーが冷めないうちに』  2018年 日本

2019/08/17(土)  20:00~  日本語オリジナル音声

2019/08/18(日)  15:00~  日本語オリジナル音声

2019/08/22(木)  20:00~  日本語オリジナル音声

2019/08/25(日)  13:00~  日本語オリジナル音声

2017年の本屋大賞にノミネートされた川口俊和の小説とその続編をもとに、TVドラマ「アンナチュラル」の塚原あゆ子監督が映画化。有村演じる主人公の数をメインに、前半では幼なじみの男女、中年夫婦などにまつわるエピソードが、後半では数にまつわる物語が語られる。特に、松重豊と薬師丸ひろ子が演じる中年夫婦、吉田羊演じる女性とその妹のエピソードは実際にもありそうでぐっときてしまう。さらに、後半の数のエピソードは某米国映画や某日本映画の記憶を呼び覚ますような展開で思わず涙を誘われる。

コーヒーが冷めないうちに

(C)2018映画「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会

 

『3D彼女 リアルガール』  2018年 日本

2019/08/16(金)  21:00~  日本語オリジナル音声

2019/08/27(火)  15:30~ 日本語オリジナル音声

TVアニメ化もされた那波マオのコミックを「映画 賭ケグルイ」の英勉監督が実写映画化。リア充美少女と恋愛経験ゼロのオタク少年とのあり得ない恋の行方を描く。佐野演じる高校生“つっつん”こと光のアニメオタクぶりを、アニメで描かれるキャラ“えぞみち”(神田沙也加が声を巧演)との掛け合いで見せるという演出が楽しい。ヒロインの色葉を演じる中条の明るく強がっていてもどこかはかなげな姿が、後半の展開に効いてくる。清水尋也、恒松祐里、上白石萌歌、ゆうたろうというフレッシュな面々の好演も見もの。

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(C)2018 映画「3D彼女 リアルガール」製作委員会 (C)那波マオ/講談社

 

『食べる女』  2018年 日本

2019/08/11(日)  21:00~ 日本語オリジナル音声

2019/08/22(木)  11:15~ 日本語オリジナル音声

「それから(1985)」「失楽園」「阿修羅のごとく」など、数多くの映画やドラマの脚本を手掛ける名脚本家・筒井ともみが原作と脚本を担当し、TVドラマディレクター出身の生野慈朗監督が映画化。小泉、沢尻を筆頭に、前田敦子、鈴木京香らをメインに、計8人の女優が、現代社会を生きるさまざまな女性像を体現。各エピソードにあふれる女性の本音を際立たせた筒井の脚本がみごとで、各女優の見せ場をバランスよく盛り込んだ生野監督の演出も光る。女性たちが食べる、おいしそうな料理の数々にも興味を引かれる。

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WEBクレジット: (C)2018「食べる女」倶楽部

 

『特捜部Q カルテ番号64』  2018年 デンマーク/ドイツ

2019/08/17(土)  22:00~ 5.1chサラウンド・ステレオ放送 字幕版

2019/08/28(水)  13:00~ 5.1chサラウンド・ステレオ放送 字幕版

1000万部を超す北欧ミステリーの世界的人気ベストセラー小説、「特捜部Q」シリーズの映画化第4弾。今回は、カール警部補の良き相棒アサドが特捜部Qから異動して去ることとなり、2人のコンビ解消の日が次第に迫る中、古いアパートの一室で白骨化した死体が発見されたことをきっかけに、とある島の収容施設で行なわれていた恐るべき犯罪の実態が浮き彫りとなることに。おなじみの主役陣N・L・コスとF・ファレスが息詰まる好演を披露し、歴代のデンマーク映画史上No.1の興収記録をみごと打ち立てた。

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(C)2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS20, ZENTROPA BERLIN, ZENTROPA HAMBURG

 

 

『リグレッション』  2015年 スペイン/カナダ

2019/08/10(土)  22:00~  字幕版

2019/08/25(日)  24:45~  字幕版

父親から虐待されたという少女の告発を受けて、事件の真相解明に乗り出した主人公の刑事。高名な心理学者の協力を得ながら、少女の記憶をたどるうち、刑事が探り当てた恐るべき闇の正体とは? 1980年代以降、アメリカ各地で悪魔崇拝者たちによる恐るべき儀式が執り行なわれ、社会問題となった実話をベースに、アメナーバル監督が、「アレクサンドリア」以来、実に6年ぶりとなる新作を発表。「リミット・オブ・アサシン」のホークが主人公の刑事を熱演するほか、ワトソン、D・シューリスら、共演陣も豪華多彩。

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(C)2015 Mod Entertainment Mod Producciones Himenoptero Regresion Canada Inc Telefonia Studios Regression A.I.E

 

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