11月放送のサラウンド音声放送映画番組wowow

『ういらぶ。』  2018年 日本

2019/11/15(金)  21:00~ 日本語オリジナル音声

2019/11/19(火)  20:00~ 日本語オリジナル音声

2019/11/25(月)  15:00~ 日本語オリジナル音声

星森ゆきもの人気コミックを、「累 -かさね-」やTVドラマ「メゾン・ド・ポリス」の佐藤祐市監督が実写映画化。本当は彼女のことが好きなのに冷たい態度を取ってしまうという、年頃の男子特有の心理を活かした主人公像を平野が硬軟自在に演じる一方、彼のことが好きだと言い出せず、ついネガティブになってしまう女子を桜井が好演。彼らを囲む玉城ティナ、磯村勇斗、そして平野演じる凛と桜井扮する優羽をめぐる恋のライバル役の伊藤健太郎、その妹役の桜田ひよりという若手たちのイキイキした演技が爽やかだ。

うらいぶ

C)2018 『ういらぶ。』製作委員会 (C)星森ゆきも/小学館

 

『菊とギロチン』  2018年 日本

2019/11/10(日)  22:00~ 日本語オリジナル音声

2019/11/21(木)  25:00~ 日本語オリジナル音声

関東大震災直後の大正末期。不穏な時代の空気が漂う中、社会を変えようと立ち上がった、アナーキストの青年や女相撲の力士たち。彼らの奮闘する姿を通して、東日本大震災後の現代の日本を生きるわれらに活を入れようと、瀬々監督が長年構想を温めてきた企画をついに実現。「寝ても覚めても」の東出昌大や、オーディションでヒロインに抜擢された新星・木竜麻生、佐藤浩市の実子・寛一郎らが熱き競演を披露。第73回毎日映画コンクール日本映画優秀賞、スポニチグランプリ新人賞(=木竜)ほか、数多くの賞に輝いた。

菊とギロチン

(c) 2018 「菊とギロチン」合同製作舎

 

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』  2018年 日本

2019/11/02(土)  20:00~ 日本語オリジナル音声

2019/11/03(日)  08:45~ 日本語オリジナル音声

2019/11/07(木)  19:50~ 日本語オリジナル音声

2019/11/10(日)  09:30~ 日本語オリジナル音声

重度の筋ジストロフィー患者である鹿野氏と、氏の生活を支えたボランティアたちとの交流を綴った渡辺一史の傑作ノンフィクションを映画化。自分の暮らしで自分の欲求に遠慮するのは変だと、ボランティアに夜更けにバナナを買いに行かせるようなわがままぶりを発揮する一方、彼らを家族と呼んで感謝を忘れることがなかった鹿野氏の奔放で魅力的な人物像を、演じる大泉洋がみごとに体現した。主人公の傍若無人な態度に反発を覚えつつ、やがて障害者の自立の本当の意味を知る新米ボランティア役を、高畑充希が好演する。

こんな夜更けにバナナ

(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会

 

『旅猫リポート』  2018年 日本

2019/11/08(金)  21:00~ 日本語オリジナル音声

2019/11/13(水)  19:55~ 日本語オリジナル音声

2019/11/17(日)  13:15~ 日本語オリジナル音声

「リベンジgirl」の三木康一郎監督が、実写化困難と言われた有川作品の映画化に挑み、有川自身も脚本に参加した。福士演じる悟が飼い猫ナナの新たな飼い主を探すため、小学、中学、高校、各時代の友人たちを訪ね、それらに合わせて当時のエピソードが綴られていく。ある秘密を抱えながらも、笑顔を絶やさず友人たちと接していく悟を演じる福士が役者としての成長を見せれば、猫のナナの心の声を演じる高畑充希もさすがの芸達者ぶり。さらには竹内結子や戸田菜穂といった女優陣の好演も作品の味わいとなっている。

旅ネコレポート

(C)2018「旅猫リポート」製作委員会 (C)有川浩/講談社

 

『デンジャラス・ディール 詐欺師の逆襲』  2015年 アメリカ

2019/11/07(木)  21:00~ 字幕版

2019/11/20(水)  15:00~ 字幕版

不動産業界が舞台というと固いムードを連想する人がいるかもしれないが、本作はあくまで商品が不動産というだけで、欲望や金に目がくらんだ面々による駆け引きを、ゲーム感覚で描いた娯楽編だ。丁々発止のやりとりもあれば、ベッドシーンやアクションもあるのがサービス精神たっぷり。2018年9月6日に他界したB・レイノルズ、「セント・エルモス・ファイアー」やTV「ザ・ホワイトハウス」のR・ロウなど充実した共演陣も登場。主人公役のJ・ジャーディ自身が脚本も担当した。WOWOWの放送が日本初公開。

デンジャラス・ディール

Pocket Listing The Film, LLC 2014

 

『マスカレード・ホテル』  2019年 日本

2019/11/16(土)  20:00~ 日本語オリジナル音声

2019/11/17(日)  13:30~ 日本語オリジナル音声

2019/11/20(水)  19:40~ 日本語オリジナル音声

ベストセラー作家・東野の同名小説を、多くのTVドラマや映画で木村と組んだ鈴木雅之監督が映画化。木村が演じる、人を見抜く天才の刑事と、長澤まさみが演じる、ホテルの職務に忠実な一流のフロントクラークという、まるで正反対のコンビが次第に相棒になっていく“バディもの”の面白さが魅力的。2人の息の合った演技が物語を牽引し、次々に登場する豪華キャストとの絡みを見るだけでも楽しい。そんなキャストの中でも曲者ぶりを発揮する、小日向文世が快演を見せ、意外な犯人の登場まで目が離せない。

マスカレードホテル

(C)2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 (C)東野圭吾/集英社

 

『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』  2018年 ベルギー

2019/11/03(日)  23:30~ 字幕版

2019/11/06(水)  26:00~ 字幕版

2019/11/11(月)  24:45~ 字幕版

原案・脚本を兼任したのは「ランボー 怒りの脱出」などで知られるジョージ・P・コスマトス監督の息子パノス。最愛の女性を殺された主人公の復讐譚というシンプルな物語だが、監督は悪夢のように鮮烈なイメージを畳み掛けることで独自の世界観を構築。同時にそれらのルーツの一部が「マッドマックス」シリーズを思わせるという遊び心も楽しい。第71回カンヌ国際映画祭の監督週間でも上映されて評判に。音楽を担当したのは「メッセージ(2016)」などの名手だったが2018年に他界したJ・ヨハンソン。

マンディ

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