一般社団法人　日本オーディオ協会 | 7月放送のサラウンド番組紹介

7月放送のサラウンド番組紹介

放送日：2015/07/01

『カムバック！』

2014年：イギリス

7/1(水) 21:00～【字】7/17(金) 16:45～【字】

☆「ホットファズ　俺たちスーパーポリスメン！」や「宇宙人ポール」などで
おなじみの英国の人気コメディ俳優、フロスト。踊りまくる映画をやりたい、
という彼の意向を受けて、フロスト自身が主演・原案・共同製作総指揮のひと
り３役を務めた本作の企画がここに実現。かつて天才少年ダンサーと呼ばれた
ものの、今やすっかりメタボ体型の冴えない中年男となった主人公が、だぶつ
く肉体を波打たせながら再び情熱的にサルサに打ち込む姿は、笑いと涙なしに
は見られない。共演は、あのクインシー・ジョーンズの娘ラシダ。

(c)STUDIOCANAL Limited / The British Film Institute / Channel Four
Television Corporation 2013. All Rights Reserved

『誰よりも狙われた男』

2014年：アメリカ／イギリス／ドイツ

7/5(日) 21:00～【字】7/9(木) 19:45～【字】

7/15(水) 15:00～【字】

☆スパイ小説の大家ル・カレの原作を、「ラスト・ターゲット」のＡ・コルベ
イン監督が全編息詰まるタッチでスリリングに映画化。「カポーティ」「ザ・
マスター」などで現代屈指の演技派として賞賛を博してきたホフマンが、本作
ではドイツの対テロ諜報組織のリーダーという難役に挑戦。せっかく苦労して
組み立てた自らの作戦が、各国の組織同士のあつれきの中で無情にも崩される
はめとなり、苦悶の叫びをあげる彼の入魂の演技には、誰もが深く心を打たれ
ずにはいられない。共演は、Ｒ・マクアダムス、Ｗ・デフォーほか。

(C)A Most Wanted Man Limited / Amusement Park Film GmbH

『エレニの帰郷』

PG12指定

2008年：ギリシャ／ドイツ／カナダ／ロシア

7/15(水) 23:00～【字】

☆２０１２年、不慮の事故で急逝したギリシャの偉大な巨匠アンゲロプロス監
督の遺作となった、哀切きわまりない愛の叙事詩。２０世紀を主題とした３部
作の２作目として発表され、ヒロインの名前は１作目の「エレニの旅」と同
様、エレニだが、人物や物語の設定は今回一新され、スターリンが死去した１
９５３年の旧ソ連を起点に、東西を隔てる壁が崩壊した１９９９年末のベルリ
ンまで、世界各地を経巡りながら、大いなるメロドラマが展開。Ｂ・ガンツ、
Ｍ・ピコリ、Ｉ・ジャコブらの豪華競演は最後まで目が離せない。

（C)2008 Theo Angelopoulos Productions Greek Film
Centre Hellenic Broadcasting　Corporation ERT S.A.
Classic Srl Lichtmeer　Film GMBH　＆　CO KG Studio
217 ARS (RUSSIA)

『LUCY／ルーシー』

PG12指定2014年：フランス

7/18(土) 21:00～【字】7/19(日) 20:15～【吹】
7/23(木) 20:15～【吹】7/26(日) 11:00～【字】

☆数々のヒット作を手掛けるＬ・ベッソンが監督と脚本を、ベッソン映画には
欠かせない盟友Ｅ・セラが音楽を担当したＳＦアクション。普段は一部しか使
われていないという人間の脳がすべて覚醒したらどうなるのか？　ベッソン監
督はヒロインの脳の覚醒と同時に、地球と生命の誕生、人類の進化までをも壮
大なスケールで描いてみせる。進化するヒロインが能力を駆使するスタイリッ
シュなアクション、韓国から参加したＣ・ミンシクの憎々しい悪役ぶり、ベテ
ラン、Ｍ・フリーマンの安定感のある演技など見どころも満載だ。

Film (c) 2014 EUROPACORP-TF1 FILMS
PRODUCTION – GRIVE PRODUCTIONS. All Rights
Reserved.

『チョコレートドーナツ』

2012年：アメリカ

7/19(日) 21:00～【字】7/22(水) 20:15～【字】
7/29(水) 14:30～【字】

☆俳優として映画やテレビドラマに出演していたＴ・ファインが、Ｇ・Ａ・ブ
ルームの書き上げた実話に基づく脚本に感動して映画化。全米各地の映画祭で
多くの賞を受賞、その感動の波は日本にも飛び火し、ミニシアター系の映画と
しては異例の大ロングランヒットを記録したことも記憶に新しい。同性愛カッ
プルとダウン症の少年の話だが、愛するわが子を奪われる悲しみはどの時代で
も受け入れられる普遍性がある。終盤の展開は胸が締め付けられ、心でつなが
る家族を演じる３人の熱演には思わず感情を揺さぶられる。

『快楽の悪の華』

R15+指定相当 2013年：ドイツ

7/20(月・祝) 23:15～【字】

☆主人公が女性に雇われる男性の”売春夫”というスキャンダラスな設定だけ
に、ベッドシーンも豊富なエロティックスリラー。とはいえ、社会派を思わせ
る要素もあって全体的に硬派なムードが漂うのは、本作がドイツ作品だからだ
ろう。監督は本作が初の長編になった、同国の新人Ｍ・ヤブロンスキー。女優
たちが美しい一方、イケメン好きの女性の映画ファンなら主演のＴ・カストゥ
ンスも要注目。マスクと肉体、いずれも端正で魅力的だ。

『エージェント：コール』

2014年：アメリカ

7/26(日) 17:00～【字】

☆プロのキックボクサーだったという経歴を持ち、実写版「北斗の拳」のケン
シロウ役をはじめ、「エクスペンダブルズ」やスティーヴン・セガール作品、
ドルフ・ラングレン作品など多くのアクション映画に出演するＧ・ダニエルズ
が、怒りに燃える主人公を熱演した犯罪ハードアクション。捜査の失敗で停職
処分に遭い、元妻は弟と恋仲になるという公私にわたって悲運続きの主人公
が、悲哀を帯びながら敵陣に切り込んでいくというカタルシスたっぷりの展開
と、ダニエルズの切れのいいアクションが光る。

（C）Badhouse Studios 2014

『マンデラ　自由への長い道』

2013年：イギリス／南アフリカ

7/26(日) 21:00～【字】7/29(水) 19:30～【字】

☆「インビクタス／負けざる者たち」でも重要な役割を務めた偉人マンデラだ
が、２０１３年に亡くなるまでの生涯を、２７年間も収監された日々を中心に
再現した伝記ドラマの力作が本作。若くして人種差別に抵抗することを決めた
マンデラの固い決意に、強く感動させられる。マンデラ役に扮した主演男優
は、本作以外も「パシフィック・リム」やＴＶ「刑事ジョン・ルーサー」で要
注目の存在になったＩ・エルバ。Ｕ２による主題歌「オーディナリー・ラヴ」
がアカデミー歌曲賞にノミネートされたのも大きな話題だ。

『天国は、ほんとうにある』

2014年：アメリカ

7/27(月) 21:00-～【字】

☆世界中でベストセラーとなったノンフィクションをもとにした感動作。３歳
になる牧師の幼い息子が、病気で生死の境をさまよった際、天国でイエス・キ
リストと会ったという体験を話し始める。よくある臨死体験と思っていた牧師
の父は、やがて息子が知るはずのない手術中の事実を話していることに気付
き、彼の話に真剣に耳を傾けだす。「リトル・ミス・サンシャイン」のＧ・キ
ニアが、信じがたい話を正面から受け止め、自らの信仰心を改めていく牧師役
を熱演。エンドロールでは実際の牧師と息子の写真も挿入される。