商品レポート

ネットワークオーディオ構築してみて…(第2回)

第1回ではネットワークオーディオの構成とコンセプトをご説明しましたが、今回はそれぞれの機器を写真でお見せしながら説明いたします。

先ず写真‐1ですが、アナログLPを取り込むための機器で、上からアナログプレーヤー(ターンテーブルがガラード401、トーンアームは2本アームですがメインに使っているのはSME3009+シュアV15 Type 2という往年のゴールデンコンビです)、ラックの上段がフォノイコライザー(アキュフェースC-27)、中段がDAT(ソニーDTC-77ES)でADコンバーターとして使用。つまり、アナログ音源の取り込みは48 KHz/16 Bitです。最近はDSDのADコンバーターもかなり出てきておりますのでトライしたいと思っています。尚、ラック下段にはNAS(バッファローLS-CH1.5TL、容量は1.5T)が置いてあります。

写真‐2は、PCとPCインフェース(オンキヨーのUSBサウンドユニットSE-U55ES)、そしてCD音源を取り込むためのディスクドライブ(パイオニアDVR-X162)です。ドライブはPC内臓のドライブも可能ですが、より正確にCDデータを取り込む為に外付けドライブにしました。音源をNASに取り込む為のソフトですが、PCインターフェースをオンキヨーにしたので、オンキヨーのCarryOn Music 10をPCにインストールしました。ネットワークオーディオ用にインストールしたソフトはこれだけです。

写真‐3は再生系ですが、DLNA対応端末として使用している機器はPS3とAVアンプ(ソニーTA-DA5700ES)です。写真では大型液晶TVにPS3での再生画面が出ていますが、TA-DA5700ESにはHDMIアウトが2系統あるため、普通は小型の液晶モニターで表示しています。写真右隅にはLAN(ルーター)とフレッツ光の端末も映っています。

以上が機器関係ですが、写真‐1と写真‐2のNASに音源を取り込む為の機材は2階にあり、写真‐3の再生系機材は1階に置いてありますが、ネットワークオーディオの良さはLANケーブル一本で1階と2階の機器がつながってしまう点にもあります。私は導入していませんが無線LANを使用すれば、ワイヤレスでも可能です。
第1回でご説明した通り、ネットワークオーディオを始めるにあたって新規に購入した機器はNAS、PCインフェース(オンキヨーのUSBサウンドユニットSE-U55ES)と外付けディスクドライブ(パイオニアDVR-X162)の3点だけで、合わせて5万円位の投資でした。

次回はアナログLPの取り込みに関して記述したいと思います。

(第2回おわり…)

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