JASジャーナル目次
2025
- JASジャーナル
Vol.65 No.2
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- ラジオ放送の思い出
- 日本オーディオ協会
会長 小川理子 今年は日本における放送100年、人類に劇的なインパクトをもたらした放送というインフラが日本社会に実装されて1世紀が経過する記念すべき年です。現在のNHKがラジオ放送を開始したのが1925年3月22日のこと。NHKのラジオ…
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- NHKでの音響技術研究・
開発の歴史から - NHK放送技術研究所 テレビ方式研究部 副部長 中山靖茂
1925年3月22日にラジオ放送が開始されてから、今年で100年を迎えました。放送開始当時は外国から様々な機器を入手して放送を実現していましたが、1930年に設立された放送技術研究所によって、様々な技術開発を通じて放送品質の改善や番組開発の支援が行なわれてきました。
- NHKでの音響技術研究・
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- 「いつも音楽があった」
ラジオと音楽・100年の軌跡 - NHK放送博物館(NHK財団)
エグゼクティブプロデューサー 川村誠 今年で放送開始から100年を迎えたラジオはそれまでの生活を一変させました。現在のNHK の前身である社団法人東京放送局初代総裁である後藤新平は、放送開始にあたってラジオに対する4つの抱負の一つに「文化の機会均等」を挙げました。その通り、ラジオは日本全国どこにいても時代の最先端の文化や伝統芸能にふれることができる全く新しい生活様式を創り出しました。ラジオから始まった放送はその生い立ちから今日に至るまで、「音楽文化」とは切っても切れない関係にあります。それではその100年の歴史をたどっていきましょう。
- 「いつも音楽があった」
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- PCMデジタル録音機 開発秘話
- 日本コロムビア
スタジオ技術部長 冬木真吾 日本コロムビアは、1907年にF.W.ホーンによって現在の川崎市に設立された日米蓄音器製造株式会社に端を発する、国内で蓄音器とレコードの製造を開始した日本で最初のレコード会社です。1910年に株式会社日本蓄音器商会を設立、日米蓄音器製造で製造された国産の蓄音器と音盤(レコード)の販売を開始しました。
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- NHKの放送業務で活躍した
放送用モニタースピーカー
100年の変遷 - スピーカー歴史研究家 佐伯多門
本年、NHKは放送開始から100周年を迎えました。この間に戦争や放送技術の進歩など色々な変遷があり、多くの放送番組が記録として残されてきました。
- NHKの放送業務で活躍した
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- NHK電子音楽スタジオの軌跡と
未来への展望 - 音楽プロデューサー/エンジニア
日永田広 ラジオ放送開始100周年、誠におめでとうございます。ラジオが文化の中心にあり、人々がラジオから流れる様々なメッセージや音楽に耳を傾けていた時代、その音の風景に新たな潮流を生み出すべく、NHK電子音楽スタジオは1954年に産声を上げました。
- NHK電子音楽スタジオの軌跡と
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- NHKドラマサウンドデザイン
100年目の現場より - NHKデザインセンター 音響デザイン部 柴田なつみ
サウンドデザインという言葉は、私が仕事を始めた2000年代にはまだあまり使われておらず、「音響効果」という仕事だった。携わる者は「効果マン」と呼ばれた。それが現在は「サウンドデザイナー」という呼び名になっている。サウンドデザイナーは、コンテンツの中でどのような聴覚体験を提供するか、演出(あるいは監督、ディレクター)の意図をふまえ、音楽や効果音を駆使してアイデアを具現化、サウンド面からコンテンツをデザインする。
- NHKドラマサウンドデザイン
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- 地域密着型番組の音声編集業務
- 株式会社トラストネットワーク 長野事業部 制作技術センター
長野朝日放送常駐 岩本双葉 放送開始100年、おめでとうございます。私は2020年に株式会社トラストネットワークに新卒入社し、長野朝日放送株式会社において勤務しています。また日本オーディオ協会の様々な活動に若者代表として関わらせていただいており、この度はJASジャーナルの放送開始100年記念号に、次の100年を担う若者の一人として、私が放送局で担当しておりますMA業務について、どのようなことを行っているかを紹介させていただきたいと思います。
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- 標準化動向から読み解く
放送の音の未来 - NHK放送技術研究所
テレビ方式研究部
副部長 杉本岳大 ラジオから始まった放送にとって、音は欠くことのできない情報伝達手段です。本稿では、近年、オリンピックの番組制作などでも使用され、普及が進んでいるオブジェクトベース音響方式および、近年ゲームや標準化の分野で注目が集まる、視聴者の自由な行動に追従できるsix-degree of freedom(6DoF)音響方式に着目し、放送の音の未来について考えます。
- 標準化動向から読み解く
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- 【鼎談】
受信機と過ごした日々を
振り返る - 参加者:小谷野進司(日本オーディオ協会監事)
渥美忠道(シャープ株式会社TVシステム事業本部)
末永信一(日本オーディオ協会専務理事)[司会・執筆] 末永)1925年3月に日本でラジオ放送が開始されまして、今年でちょうど100年を迎えました。この度JASジャーナルにおきまして、この放送の歴史を振り返る特集をしようと、いろんな方面から寄稿を求めておりまして、今号は大変興味深いお話が出揃っておりますので、それぞれを楽しみに読んでいただければと思っています。
- 【鼎談】
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- 個人会員に聞く!
第9回 大場敬一郎氏 - インタビュアー 末永信一(専務理事)
今回の「個人会員に聞く!」も、とても若い個人会員です。そして放送開始100年を記念した号でもあるので、放送局にお勤めである大場敬一郎さんにインタビューをさせていただきました。
- 個人会員に聞く!
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- こちらJASジャーナル編集局
JASジャーナル発行に携わる編集委員と事務局のメンバーが、日々思ったことを自由気ままに呟きます。