商品レポート

東芝 ハイレゾ対応 SD/USB/CDラジオ Aurex TY-AH1000 体験レポート

待ちに待った商品が届いた。東芝が久々にAurexブランドで発売したハイレゾ対応SD/USB/CDラジオ Aurex TY-AH1000。私はAurexと言われても解らない世代であり、老舗オーディオブランドとは知らなかった。この商品を選択した理由は、そんな老舗ブランドの商品に魅かれて選択したのではなく、我が家の音楽ライフの課題を解決できるからである。

我が家の長女(高校2年生)は、スマホのスピーカーで音楽を聴いている。イヤホーンであればまだ許せるが、スマホのスピーカーから音を出し、音が割れていても気にせず聴いているのが、音楽好きな私にはそれが許せない(涙・・・)。音楽を良い音で楽しんで欲しくて、以前 ミニコンポを子供部屋に入れたが、ミニコンポでもサイズが大きいので邪魔と追い出され、時々 CDを聴くため私の部屋に置いてあるミニコンポを使いに来る。
長女の希望は、スマホとCDが聴け、そして使いたい時だけ自分の部屋に持ってきて使う、だから邪魔にならないサイズ、だそうだ。日頃は私の部屋に置くとなると、私の希望のオーディオシステムは、CD、FM、そしてハイレゾも聴けること。そんなオーディオ機器を探していたところ、見つけたのがAurex のTY-AH1000である。

商品が到着、フルカラー印刷の箱が素敵ではないか!!、開ける前から期待以上のワクワク、ドキドキがこみ上げてくる。本体サイズ、400(幅)×135(高さ)×205(奥行)mm、重さは3.5kg、一般的なラジカセよりちょっと大きめのサイズであるが、実際に設置しても全く気にならない大きさ、予想通り持ち運びも簡単だった。


カラー印刷の梱包箱
  
本体写真

長女の部屋に設置、Bluetoothを接続して早速スマホの音楽(MP3)に聴き入る長女。収まりも良く、簡単にスマホからお気に入りの音楽が聴け気に入ってくれた、やったー!!(ガッツポーズ)、第一関門突破だ。


長女の部屋に設置、早速テスト

次は私の番です。
私はいつも聞き込んでいるハイレゾからチェック開始。ハイレゾ再生はUSBメモリーに対応しているので、ハイレゾ音源を保存しているUSBメモリーを接続。最近のお気に入りである井筒香奈江さんのアルバム”リンデンバウムより”から4曲目の“シュガーはお年頃”をFlac 96kH/24bitにて再生。ハイレゾを再生すると、真ん中の液晶にファイル形式名の”FLC”が表示され、右上の”Hi-Res”のインジケーターが光る、解り易く親切である。このディスプレイにはもう1つ楽しませてくれる仕掛けである“レベルメーター”もあり、音楽の躍動感を視覚的に楽しませてくれます。

音の出口であるスピーカーは2way バスレフのハイレゾ対応、アンプは総合出力50Wのマルチアンプ駆動と贅沢な作りである。と言ってもラジオなので、ラジカセ相応の音質ぐらいだろうと思っていたが、聴いてみて驚き!!、私の想像を超えた音が再生された。井筒さんの声は、高域まで歪まず、声の潤い&艶までも再生している、低域は芯と輪郭のあるベースを再現、筺体を超える低域の量感を制動し駆動してくる、それも余裕を持って鳴っていることが、低音好きな私を虜にした瞬間だ。

次は、Nao Yoshiokaさんのアルバム ”The Piano Session”から4曲目の”Dream”をこちらもFlac 96kHz/24bitを再生、ソウルシンガーである彼女の太い声が生々しく聴こえてきた。そして、ライブ特有の空気感までも再現してくれた。

  


ハイレゾ再生時の本体表示
“Hi-Res”インジケーター点灯
  
スピーカーは、8cmコーンウーハーと
2cmドームツイター


本体背面のバスレフポート
  
カタログに記載のマルチアンプ説明

実は今までハイレゾはPCにUSB DACを接続してヘッドホンで聞いていた。PCの起動時間が気になっていたところで、これが電源のon/offだけで待ち時間ほぼゼロでハイレゾが聴けるのは、忙しい私にとってはありがたいことである。

次に、FMラジオ好きの私にとって願ってもいない機能が付いていた。その機能とは、この商品の一番のお気に入り機能であるラジオの録音、それもタイマー録音もできる機能である。山下達郎さんのファンである私は、日曜日 お昼2時 からのTOKYO FM ”山下達郎 サンデー・ソングブック”が週末の楽しみであるが、この時間になるといつも奥さんの買い物に付き合わされ、聴き逃すことが続いていた(涙)。しかし、TY-AH1000が来てからは、聴き逃す心配がなくなった。


タイマー録音設定画面、簡単に設定完了。

また、ワンタッチでラジオを録音できる機能が、私の中学時代を思い出させてくれた。中学時代は親からもらったラジカセを愛用、ラジカセのラジオから歌手名も曲名も知らない初めて聴く音楽が流れてくる、しかも自分の好きそうな音楽ではないか?、そんな時は即座にカセットテープへ録音、中学生の私に音楽との出合いを与えてくれたのがラジカセであった。あれから30年経過したいま、TY-AH1000が あの時の感動を再び呼び起こしてくれた。部屋でラジオを聴く生活、初めて聴くお気に入りの音楽が流れてくると録音ボタンを押すだけ!!、ワンタッチで録音が出来た。
音楽と離れていた私の生活に、この商品が再び、音楽を聴く&愉しむ喜び、音楽との出合いの場を取り戻してくれた。


ワンタッチでラジオを録音
  
FMラジオの簡単録音中

高音質のハイレゾ音源が手軽に聴ける、そしてラジオ好きの私にとってはラジオの便利機能が満載、最近の一番のお気に入り、Aurex TY-AH1000の体験レポートでした。

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