商品レポート

パナソニック ホームシアターオーディオシステム SC-HTB880

近年、大画面テレビが普及して迫力ある美しい映像を楽しめるようになってきましたが、テレビの薄型化に伴い内蔵スピーカーで十分な音質を得ることは困難な状況です。そこで大画面に見合う良い音を提供できる手軽な音響システムが、各社から商品化されています。今回は、パナソニックのシアターバーについてレポートします。

梱包を開けると、シアターバー本体、ワイヤレス方式のサブウーハーと、リモコン、電源コード、HDMIケーブル、Irシステムケーブル、壁掛け金具などの付属品が入っています。このシアターバー本体は、中央にセンターチャンネル用スピーカー、両側に2ウェイのフロントチャンネル用スピーカーが、そして更にその外側にサラウンドチャンネル用スピーカー(ネットから透けて見える)が配置されているのが特徴的です。そしてサブウーハーとで、5.1チャンネル再生を行います。

写真1:シアターバー

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今回はARC対応の大画面65インチ薄型テレビ、BDレコーダーを組合わせてみました。取扱説明書を見ながら接続していきます。本体のHDMI出力端子とテレビのARC対応HDMI入力端子をHDMIケーブルで接続します。テレビがARC対応でない場合は、本体の光デジタル音声入力端子とテレビの光デジタル音声出力端子を光ケーブル(別売)で追加接続します。そして本体のHDMI入力端子とBDレコーダーのHDMI出力端子をHDMIケーブル(別売)で接続します。接続した後、本体をテレビの前に水平に置きます。サブウーハーはワイヤレス方式なので自由に設置できますが、ラックの横に床置きしました。

写真2:設置、視聴の様子

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BD映画ソフトと、BDレコーダーに録画した幾つかのテレビ放送を視聴してみました。まずBD映画ソフトを視聴。包み込まれるような臨場感豊かなサラウンドサウンドと、迫力の重低音で圧倒されました。テレビ内蔵のスピーカーではとても出せない音です。重低音はかなりよく出るので、マンションなどでは隣家に配慮して絞りたくなる場合があるかもしれません。その場合はリモコンの「サウンド」を何回か押して本体に「SUBWOOFER」を表示させ、「▼」を押してレベルを下げ、「決定」を押せばOKです。

写真3:リモコン

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次にテレビ放送を視聴してみました。ニュースやドラマ、バラエティ番組では、テレビ内蔵スピーカーよりもアナウンス、セリフがとても明瞭に聴こえて、ストレスがありません。音量を相当に絞ってもテレビよりもはっきり聴こえます。音楽番組ではクリアなボーカルと、低音から高音までよく伸びた綺麗な楽器の音、拡がりのある音で、テレビの音とは比べ物にならないほど楽しめます。リモコンで「サウンド」を押して「SOUND MODE」を選び、「▲,▼」を押すと「STANDARD,STADIUM,MUSIC,CINEMA,NEWS,STEREO」のモードが選べます。これで番組ジャンルに合わせたベストな音質に設定することができますが、「STANDARD」を選択しておけば色々な番組に程よくマッチする音質が得られると感じました。その他、好みに合わせてリモコンで色々な音質調整が可能です。

 

本機は、スマートフォンなどBluetooth対応機器に保存した音楽もワイヤレスで再生ができるので、テレビ視聴だけではなく音楽再生ステレオ装置としても十分使えます。簡単に設置ができ、高音質、迫力の音を楽しむことができる本機を大画面テレビに加えることで、家庭で手軽なホームシアターを構築することができるでしょう。

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