いい音 おすすめソフト

2015年7月9日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

聴きどころ

最後は、ガラッと変わって、オルガニスト吉田 恵 演奏の 「バッハ:クラヴィーア練習曲集 第3巻」。録音はオランダ・ズヴォレ市の聖ミヒャエル教会でアルプ・シュニットガーの遺作となるオルガン。曲は「ドイツ・オルガン・ミサ」としても知られる「クラヴィーア練習曲集第3巻」。2枚組で100分に及ぶ聴きごたえのある大作だが、録音の良さもあり、長さは感じない。その録音だが、石作りの教会でのオルガン録音は、一般的にかなりの残響音を含むが、この録音は各パイプがクリアーに録音され、あまりマスキングされず、1音1音が比較的クリアーに聞こえる。それがオルガン録音としていいことかどうかは別にして、純粋にオルガンの様々な音色と楽曲の良さを楽しむことが出来るのは確かである。事実、レコード芸術6月号で特選盤と優秀録音に選ばれている。この大作の後に収録されている「4つのデュエット」と「フーガ変ホ長調」もよく、全体として楽しめる作品に仕上がっている。試聴はスーパーオーディオCD層で行った。

評:JAS