2015年8月8日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト
聴きどころ
日本人ジャズの最後は本田雅人のフュージョンアルバム。本田雅人のリードを中心に豪華メンバーによるリズムセクションがそれぞれの楽曲に参加している。リズムセクションに加え、オープニング曲ではトランペットのエリック宮城が参加し、1曲目からギンギンの、と言うか王道のフュージョン演奏となっている。2曲目は、本田はフルートを演奏し、ラテン調の軽快なイージーリスニング的な曲。その後もギンギンのフュージョンとさわやか系を織り交ぜ楽しく聞けるアルバムに仕上がっている。録音はエレキ感たっぷりの太いガツっとした音。繊細さとかアコースティック感は少ないが、これぞフージョンという太くずっしりした音作りで、その中に中高音のメリハリ、スピード感のあるコンテンポラリーな音作り。ただ、2曲目と6曲目には井上陽介のアコースティックベースが入っており、妙に筆者の耳には心地よかった。
評:JAS