JASジャーナル2015年1月号(Vol.55 No.1)

1月も過ぎようとしておりますが、新しい年が読者の皆様とオーディオ界にとって良い年であることを祈念いたします。本年もJASジャーナルのご愛読、ご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

本号では先ず、校條会長からのハイレゾ・オーディオへの取組みを中心とした新年の抱負を掲載いたしました。例年1月に米国で開催され、世界最大のコンシューマ・エレクトロニクス展示会と呼ばれるCESですが、その中でもハイエンドオーディオの動向をパナソニックの井谷氏に報告いただきました。近年、ブルートゥース技術を使ったワイアレスのオーディオ機器が増えて来ましたが、ブルートゥース製品向けの新しい高音質技術について、CSR社の大島氏より寄稿いただきました。

特集は昨年12月5日に開催された「音の日」を取上げました。多くの方々のご支援のおかげで、1994年以来、20周年を迎えることとなった「音の日」ですが、本年のイベントについて実行委員長の森氏より報告いたします。音の日の重要な活動として毎年「音の匠」を選出しておりますが、今回は東海大学創造科学技術研究機構で「イルカの音の世界」を研究されている森阪先生を顕彰させていただきました。大変興味深い記念講演の内容を森阪先生にまとめていただきましたので、ぜひお読みいただければと思います。今回、新たに取組んだ「学生の制作する音楽録音コンテスト」について、企画・推進された穴澤氏に報告いただきました。このような活動が高品質な録音音楽の発展や技術継承の一助になればと思う次第です。

連載の「試聴室探訪記」では、元大手オーディオメーカーの技術者で、スーパーオーディオCDの導入などに尽力された照井氏の個人スタジオ兼試聴室を訪れました。

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