コラム ホームシアター

Vol.36 2011年を思う

今年は年初から大きな自然災害や人災が続きマヤ歴の2012年が事実かと思わせる年でした。それはさておき、オーディオ界を見渡してみると、手探りながらも新たな潮流が生まれつつあるのではないかと感じさせます。市場が育ちつつあるネットワークオーディオやPCオーディオは携帯プレーヤ世代を取り込めるチャンスでもあります。さらにCD以降本格的にHDサウンドが再生できることで制作側も含めて盛り上がりつつあります。サラウンドサウンドはDVDオーディオが衰退した中でデジタル放送に期待したものの景気低迷の影響を受け元気がありませんでしたが、ライブサウンドや自然音の再生といった新たな分野で活発に作品が発表されています。このように、オーディオが低迷していると言われている中で、新たな目が育ちつつあることを感じられたのが2011年ではないでしょうか。来年は辰年、上り龍のごとく大きな飛躍の年にしたいものです。

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