コラム ホームシアター

Vol.56 高画質により名作映画が蘇る!

TVはディジタル放送となり、画質もHD画質ということになった。
BSディジタル、WOWOW、スカパーで放映される映画を録画して観ている。
ところが、良く見ていると、画質はそれこそまちまちである。映画によってはDVD画質で送出しているものもあるようだ。放送局で保有している映画、すべてがHD画質というわけではなさそうだ。
そこで、本当に好きな映画はBlu-ray ディスクを買おうということになる。高校・大学時代に夢中になった映画四本を買ってみた。「アラビアのロレンス」「ウエストサイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」「ベン・ハー」いずれも画質はテレビ放映で観たものとは大違い。特に、「アラビアのロレンス」の美しい映像には感動した。この映画、封切り当時は70ミリでの上映だった。70ミリの画質は素晴らしいものだった。あの素晴らしい映像は、VHD、レーザー・ディスク、VHS、そしてDVD、現行のTV放送でも再現することが出来なかった。それが、Blu-ray で、初めてあの砂漠の風景が、ありありと蘇っている。これぞ、「アラビアのロレンス」だ!
高画質化がいかに重要かを思い知らされる。また、フィルムの解像度がいかにすぐれていたかを再認識することにもなる。
画質も4Kが語られ始めた。何年後になるのかわからないが、映画も4Kの解像度でリマスターされるようになるのだろう。その素晴らしい映像を素晴らしいサラウンド音で、楽しむ。ホームシアターにはまだまだ夢があるといえる。

2013.2月コラム

一覧に戻る