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今月のおすすめソフト

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2017年10月13日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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モーツァルト: ピアノ協奏曲第15・17・21~24・26・27番
(2017年 DSDリマスター)<完全生産限定盤>
ロベール・カザドシュ&ジョージ・セル

品種:スーパーオーディオCDハイブリッドディスク
レーベル:Sony Classical
発売日:2017/09/27
定価: ¥9,072(税込)
商品番号:SICC-10245-8

聴きどころ

タワーレコード×Sony Classical究極のSACDハイブリッド・コレクション第3弾の2作品を取り上げる。まず、ロベール・カザドシュのピアノ、ジョージ・セル指揮によるモーツァルトピアノ協奏曲集。録音は1959年から1968年で、3トラックまたは4トラックのオリジナルアナログマスターテープから新たにDSD 2トラックステレオにリマスターが行なわれ、SA-CD化されたとのこと。当時の録音状況、また今回のリマスタリングに関しては、ライナー・ノートにリマスタリングを行ったアンドレアス・K・マイヤーによる詳細の解説が「リマスタリング・ノート」として掲載されている。まず、演奏が素晴らしい。ピアノのタッチは明るく滑らかで、オーケストラは弦と管のバランスが素晴らしい。録音はD-レンジの狭さは多少感じるが、歪感、リミット感は全く感じず、自然で透明感のある音色は半世紀前の録音とは思えない。有名な21番の第2楽章は緩やかなテンポで始まる弦がきれいで思わず鳥肌が立つほどである。温かみのある管とのバランスもよく、ピアノは左手の伴奏に右手のメロディーが綺麗に重なり、とても心地よい。2台のピアノのための協奏曲10番ではぴったりと息の合った2台のピアノが左右にバランスよく広がり、スケール感もあり素晴らしい演奏。Disc 1の15番と17番は1968年録音で、4トラックマスターからのリマスターとのことで、情報量も多く、特に低域がしっかりし音像がより下がり、スケール感も豊かになっているのが分かる。時代による録音の特徴が出ているのもオリジナル録音の良さの表れとSA-CD化によるメリットと思う。また、先の「リマスタリング・ノート」に加え、ライナー・ノートがとても充実しており、特に1968年のロベール・カザドシュ来日時にレコード芸術へ掲載されたインタビュー記事はとても興味深い。演奏の素晴らしさに加え、最新技術でのリマスタリング、ライナー・ノートの充実と、リイシューのお手本のようなアルバムで、初めてお聞きになる方は勿論のこと、今までLP、CDで楽しんでいた方にもおすすめ出来るとても高品位な作品である。

評:JAS

2017年10月13日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

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ドヴォルザーク: スラヴ舞曲集(全曲)
(2017年 DSDリマスター)<完全生産限定盤>
ジョージ・セル 、 クリーヴランド管弦楽団

品種:スーパーオーディオCDハイブリッドディスク
レーベル:Sony Classical
発売日:2017/09/27
定価: ¥2,700(税込)
商品番号:SICC-10249

聴きどころ

2作目は、ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団によるドヴォルザークのスラヴ舞曲集全曲である。録音は1963年から1965年で3トラック録音。カザドシュのモーツァルト同様今回新たにアンドレアス・K・マイヤーによりDSD 2トラックステレオにリマスターが行なわれ、SA-CD化されたとのこと。既に名盤として定評のある演奏はすばらしい。録音はD-レンジの狭さを多少感じるものの、透明感があり、混濁することなく各楽器が定位よくクリアーに聞こえ、更にフルオーケストラ作品としてのスケール感、ステレオ感も充分にあり楽しめる。加えて、アンドレアス・K・マイヤーによる「リマスタリング・ノート」、「ジョージ・セル、大いに語る」と題したジョージ・セルの没後に発売されたLPレコードに収録されたジョージ・セルのインタビュー音声の翻訳等、ライナー・ノートがとても充実している。特に「ジョージ・セル、大いに語る」は内容が多岐にわたり一読に値する。単なる旧作のリイシューではなく、とても素晴らしい作品となっている。

評:JAS

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日本プロ音楽録音賞

2016年・第23回日本プロ音楽録音賞

◎ CD部門「クラシック、ジャズ、フュージョン」

最優秀賞

「CUBIC MAGIC」(SICJ-10001)より
「Summertime」 THREESOME
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント CD
ミキシング&マスタリング・エンジニア:鈴木 浩二/株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ
アシスタント・エンジニア:野口 素弘/株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ

◎ CD部門「ポップス、歌謡曲」

最優秀賞

「11.」(VICL-64486)より
「Killing you」 paris match
株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント CD
ミキシング・エンジニア:谷田 茂/株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
マスタリング・エンジニア:川﨑 洋/FLAIR MASTERING WORKS
レコーディング・エンジニア:杉山 洋介/coolism productions

◎ ハイレゾリュージョン部門「2ch ステレオ」

最優秀賞

「Guitar Is Beautiful KW45」より
「Bolero [押尾コータロー×渡辺香津美]」 渡辺 香津美
発売元:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
配信元:e-onkyo music  フォーマット: 96kHz/24bit
ミキシング&マスタリング・エンジニア:鈴木 浩二/株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ

◎ ハイレゾリュージョン部門「マルチch サラウンド」

最優秀賞

「ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》」(COGQ-88)より
「ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》より
「鶏の足のうえの小屋」「キエフの大門」」
アンドレア・バッティストーニ指揮 東京フィルハーモニー交響楽団 SACD 5.0ch
発売元:日本コロムビア株式会社
マスタリング・エンジニア:佐藤 洋/日本コロムビア株式会社
ミキシング・エンジニア:塩澤 利安/日本コロムビア株式会社
セカンド・エンジニア:川上 真一/日本コロムビア株式会社

◎ ベストパフォーマー賞

最優秀賞

「”calling”」(BELLS-CD-G1-G2)より
「春よ、来い」 吉田 美奈子
発売元:(株)ラ・ラ・ルー・プロダクションズ CD

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ミュージック・ペンクラブ音楽賞

第26回ミュージック・ペンクラブ音楽賞

クラシック部門
独奏・独唱部門

「山根 弥生子」
2013年7月発売の「山根弥生子 ベートーヴェンを弾くvol.3~バガテルとさまざまな小品~」(コジマ録音)により、日本人初のベートーヴェン全ピアノ独奏作品録音の偉業が達成された。1960年のデビュー以来、半世紀以上にもわたる国内外に及ぶ長年の演奏活動はもとより、ベートーヴェンの演奏録音では1997年の現役日本人女性ピアニスト初となるピアノ・ソナタ全集を発表以来、作品番号なしの作品までも網羅した単独での録音は世界的にも珍しく、既存の全集録音にはない未収録作品を複数含む希少性と共に、演奏のクオリティが極めて高いことも評価される。(齋藤弘美)

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