2023winter

こちらJASジャーナル編集局

JASジャーナル発行に携わる編集委員と事務局のメンバーが、日々思ったことを自由気ままに呟きます。


週末、早稲田大学構内にある国際文学館(村上春樹ライブラリー)に行ってきました。密にならずに楽しめる素敵なところです。「オーディオルーム」という部屋にはJBLとSonus faberのスピーカーがセッティングされていて、ジャズの名盤がかかっています。LUXMANのレコードプレーヤーとSACDプレーヤーがあるのに、私が立ち寄るときはいつもSACDかCDの再生中。今回こそはと思いながらハービー・ハンコックの流れる部屋の奥に入っていくと、やはりCD。ちょっと腑に落ちない思いで館内一周し、昔読んだ本を手にオーディオルームに戻ると、音楽が変わって今度はレコードが回っています。ミルト・ジャクソン・カルテット。今回の号を読んだ後でしたので、改めてアームや針などの歴史、こめられた思いを感じながら眺め、聴き入ることができました。ちょっとだけ嬉しくなって、ソファに座り、読書家のフリをしてから帰路についたのでした。 AS


音の匠2022になられた反田恭平さんのマネージャーさんの一言。「反田は、楽譜から音を立体化する能力がすごいんです!」。日頃いろんな方々と話をしていて、あぁいいセリフだなぁと思うことが多々あるのですが、数日経つとすっかり忘れてしまいます。このセリフは消えるともったいないので、ここに書き留めておきます。 SS


1月末は家族全員でインフルエンザA型に罹り、大変な目に遭いました。およそ4~5年ぶりにまともに罹患しましたが、改めてインフルエンザも大変な感染症であることを思い知らされました。皆様もまだまだ寒く乾燥する日が続きますので、体温を下げないように、常にのどを潤すなど、感染対策をしてご自愛ください。さて今回は、EsotericのレコードプレーヤーGrandioso T1の記事執筆のお手伝いを編集委員としてさせていただきました。開発担当者と記事の内容についてディスカッションする中で、公には語られていない様々な苦労や発見やアイデアなどを新たに知ることが出来て、個人的にも非常に勉強になりました。皆様にも楽しんで読んでいただければ幸いです。 JY


今回のJASジャーナルですが、私自身はアナログ大好き人間の一人なので、大好物の内容ばかりでとても楽しめました。満腹です。我が家のオーディオ機材を少し紹介すると、入社後に中古で譲ってもらった物ですが、高校、大学時代にあこがれていたテクニクスのSP-10Mk2というターンテーブル、トーンアームはSAECのWE-407/23などを使っています。今回の記事にあるWE-4700は私の所有しているWE-407の40年ぶりの新作であり、こいつに編集委員として関与できるなんて感慨深いです。他の記事も、ド級のターンテーブル、ド級のスタビライザー、レコード針についても製造を継続する力がド級で、見どころ満載ですよ。 TN


ドラマーの高橋幸宏氏については、YMOでの演奏をよく聴いたものです。書誌やラジオ等で氏を偲ぶコメントを見聞きしていると、イーブンで正確無比なドラミングは、当時、コンピューターと同期した音楽表現に大きく貢献したとか。また、YMO以前の演奏も各所で紹介されており、70年代のソロアルバムなどではソウルフルなドラミングも聴くことができます。当時の録音を探したところ、残念ながらアナログ盤ではなく、CDをいくつか入手できました。当時の録音を聴くと、耳なじみがある音色で収録されている楽曲がみな心地よいです。さて、今回のアナログレコードやアナログプレイヤーの開発に関する興味深い記事を読みながら、自宅にある70~80年代のレコードや、最近リリースされたレコードも聴いてみようかと思います。 HO


私なりに出社6~7割、在宅勤務3~4割の生活が定着しました。在宅勤務ではオンライン会議の合間に、音楽聴きながら作業する時間を作っています。これ、私としては実に集中でき、仕事の効率上がります(上がった気がします?)。本当は出社しても聴きながら(ヘッドホンではなく)仕事したい派です。まあ在宅とはいえ、あくまでも仕事の最中ですので、フルサイズのシステムを鳴らすのも気が引けて、最初は某スマートスピーカーを使っていたのですが、不満まではないものの、なんとなくしっくりこない感じでした。そこでしばらく使ってなかったブックシェルフ・スピーカー(13㎝、2.5cm、2Way)を押し入れから発掘し、机上にセット。インシュレーターなり、アンプなり、スピーカーケーブルなりをあれこれチューンして使い始めています。仕事のBGM?環境としてはかなり贅沢な感じですが、そこそこ良い感じになってきました。うちの猫も机に上ってくる頻度が増えたような。モニターを眺めながら聴き入っています。この先、デスクトップオーディオも熱くなってくること、密かに期待しています。 BM


編集委員

委員長
松岡文啓(三菱電機)
委員
  • 浅川香(三菱電機)
  • 大久保洋幸(NHK放送技術研究所)
  • 仲田剛(三菱電機)
  • 村田明日香(シャープ)
  • 吉田穣(ティアック)
担当理事
  • 加藤徹也(ティアック)
事務局
  • 末永信一(日本オーディオ協会 専務理事)
  • 秋山真(日本オーディオ協会)

発行人:小川理子
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