音の匠

第22回 2017年音の匠

豊島 政實様
(四日市大学 環境情報学部 名誉教授)

顕彰内容

音楽録音スタジオの設計


  • アビーロード第3スタジオ(英国)

  • 同スタジオコントロールルーム

国内外の著名な音楽スタジオの設計に長年にわたり携わられ、また業務用スタジオのみならず、著名なアーティストのプライベートスタジオも数多く手掛けられました。

若いうちから積極的に海外の音響エンジニアと関わり、様々な提案をされました。
豊島様に設計されたスタジオは録音エンジニアやアーティストから一様に「響きがよい」と高い評判を得ており、音楽録音文化に多大な貢献をされた点が評価されました。

JASジャーナル

これまで手掛けられてきた数々のスタジオに関連するエピソードや、ご苦労されたポイントなど大変興味深いお話を寄稿していただきました。


JAS Journal 2018 Vol.58 No.1(1月号)
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プロフィール

豊島 政實(とよしま まさみ) 様
1964年 早稲田大学 大学院理工学研究科卒日本ビクター株式会社 音響技術研究所に入社スタジオ機器(コンソール、スピーカ等)及び建築音響の研究開発及び設計を行う
1977年 研究所内に音響設計事務所を設立 所長に就任
研究所内の独立採算部門としてスタジオ、ホール等の音響設計業務を行う
1980年 アジア、欧米中心の海外業務を展開
2000年 (株)日本ビクター 定年退職 (株)豊島総合研究所設立 所長
2001年~
2009年
四日市大学 環境情報学部教授
2004年 日本音響家協会賞受賞
2011年 AES フェローシップ賞受賞 (Audio Engineering Society Fellowship Award)
2014年 国立総合研究大学院大学より博士号(学術)授与
2017年 四日市大学名誉教授、日本音楽スタジオ協会相談役、日本音響家協会 顧問、
(株)ミキサーズ・ラボ最高顧問
学会発表等(抜粋)
1970年4月 万国博における建築音響技術—- 日本音響学会 研究会
1986年3月 Control Room Acoustic Design—-AES Montreux Switerland
共同発表者 Bike Suzuki(ADG)
1989年6月 英国アビ-ロードスタジオの音響設計について—-AES東京コンベンション
共同発表者 鈴木弘明(JVC)
1998年4月 新タイプマルチメディア評価室—-日本オーディオ協会テクノコンファレンス
共同発表者 山口修一(JVC)
2003年7月 インドRamoji Film City フィルムサウンドスタジオコンプレックスの設計について
—-AES 東京コンベンション  共同発表者 J.Flynn(ADG UK)
2007年3月 ハイパー・ソニック音場空間を構成する 為の材料—日本音響学会 春季研究発表会
2010年6月 The latest on recording studio design ~ Hypersonic sound studio
—-Asiagraph in Shanghai