第12回・2007年の音の匠

12月6日「音の日」に東京・虎ノ門 パストラルホテル 葵の間 で「音の匠」顕彰式が行なわれました。 12回目にあたる本年度の「音の匠」として、音聴技術を用いて漏水の発見に努め世界でもトップクラスの水資源の有効活用に貢献する、東京都水道局給水部給水課中央支部、東部第一支所、東部第二支所、西部支所、南部第一支所、南部第二支所、北部支所の方々を顕彰しました。
顕彰式は午後5時15分に始まり、東京都水道局 東岡創示局長ご臨席のもとで、鹿井信雄会長より顕彰楯が贈られ、顕彰に協賛をいただいている電波新聞社 平山哲雄社長より受賞者に記念品が贈られました。
会場では、電子式漏水発見器(音聴法)による漏水発見のデモンストレーションが行なわれました。


東京都水道局の漏水調査職場代表の方々
電波新聞社平山社長(前列左)、日本オーディオ協会鹿井会長(前列右)

  
電子式漏水発見器、(写真左)、音聴棒(写真右)を使ったデモンストレーション

「音の匠」職場代表の方々(敬称略)

給水部給水課    森田健次
中央支所給水課   越坂部信男・氏井行雄
東部第一支所給水課 古川敏雄・西生智憲
東部第二支所給水課 大畠秀男・軽部晴久
西部支所給水課   守嶋靖之・齋藤純一
南部第一支所給水課 高橋寿・伊東松見
南部第二支所給水課 田中功之・門馬光成
北部支所給水課   安田幸作・加藤真

受賞代表のプロフィール

   

   

   

   

漏水防止の仕事

検出器、増幅器、ヘッドフォンで構成される高感度検知器で、地表面から漏水音を探し出します(音聴法)。
作業中は全神経を聴力に集中するため、作業前の休養及び日常の体調管理に留意されています。
水道管から漏れる水の割合を示す漏水率は、東京が3%台。世界の大都市では10~30%です。
東京都では漏水調査の専門職員を養成する研修所をつくり、発見器を用い耳で聴くだけで漏水個所を判別する職人技の伝承に力を入れています。