OTOTEN2018を開催しました

掲載日：2018/07/10

日本オーディオ協会が主催する「OTOTEN2018」が、6月16日（土）、17日（日）に、東京国際フォーラム（東京・丸の内）において開催され、17,000人のお客様が来場しました。87社が出展した展示ブースでは、ヘッドホンからハイエンド機器やホームシアター、カーAV機器等あらゆるオーディオ機器が一堂に出展されました。またNHK放送技術研究所の今井副所長の基調講演をはじめ、協会やオーディオ専門誌編集部主催のセミナー、アナログレコードやオーディオアクセサリーの体験試聴＆即売会、4K/2K＋ハイレゾ視聴体験のデモンストレーション等多彩のイベントがホール・各ブースにおいて行われました。また会場では、家族連れから若い男女をはじめ、高齢のオーディオファンまで幅広い年齢層の方々が詰めかけ、オーディオ機器から再生される音楽や製品の説明に熱心に聴き入っていました。

オープニングセレモニー

校條会長(当時)からオープニングの挨拶、経済産業省の成田達治課長とNHK放送技術研究所の今井亨副所長から来賓の挨拶を頂いた後に、今月22日の総会で新たに就任した小川理子（みちこ）新会長から挨拶があり、その後テープカットが行われて2日間にわたるOTOTEN2018がスタートしました。

オープニングの挨拶をする校條会長(当時)
挨拶する小川理子（みちこ）新会長
ご来賓の成田達治課長（経済産業省）
今井亨副所長（NHK放送技術研究所）
オープニングのテープカットをする協会幹部及び来賓の方々

基調講演

16日には、今井亨氏（NHK放送技術研究所副所長）の「スーパーハイビジョンで進化する放送技術～8K超高精細映像と22.2マルチチャンネル音響の体感へ～」と題した基調講演が開催されました。

日本オーディオ協会主催イベント＆セミナー

トーク＆試聴セッションニューアルバムLaidback2018制作秘話

「オーディオ協会監修井筒香奈江Laidback2018」の販売を記念して制作秘話が語られた。

制作秘話を語る、井筒香奈江さん
録音エンジニアの高田英男氏

フォーマットの違い聴き比べとミニライブ

講演する麻倉怜士氏
歌う情家みえさん（ジャズボーカル）

日本音楽スタジオ協会セミナー

「～ハイレゾの極み～「録音を知らないでオーディオは語れない」」と題して、一般社団法人日本音楽スタジオ協会主催のセミナーが行われた。第一部は「日本オーディオ協会監修ハイレゾリファレンス音源について」と題して、高田英男氏（一般社団法人日本音楽スタジオ協会会長）が講師を務め、第二部は、「ビッグバンド第4弾「384KHz/32Bitハイレゾマスター/アナログラッカー盤比較試聴」」と題して、内沼映二氏（一般社団法人日本音楽スタジオ協会名誉会長）が講演を行った。

高田英男氏【写真左】と収録されたサヌカイトを
説明する小松玲子さん（パーカッショニスト）
講演する、内沼映二氏
（一般社団法人日本音楽スタジオ協会名誉会長）

オーディオ専門誌セミナー

誠文堂新光社、音楽之友社、音元出版、ステレオサウンドの4社のオーディオ専門誌のセミナー。著名な講師と編集部との解説・試聴デモで分かりやすくオーディオファンに技術を伝えました。（講演日時順に紹介）

誠文堂新光社

金田明彦氏による「オーディオDCアンプで聴くハイレゾとアナログ」のセミナーが行われた。

音楽之友社

炭山アキラ氏、生形三郎氏、高崎素行氏による「この音を聴け！変態ソフト選手権！　～オーディオの醍醐味、超絶音源、長岡音源試聴」のセミナーが行われた。

音元出版

野村ケンジ氏、中村繪里子さん（声優）による「「高品位レコーディング化が進むアニソンをハイレゾで聴く！」のセミナーが行われた。

ステレオサウンド

三浦孝仁氏による「「頂上のハイレゾサウンドを聴く！」DSD11.2MHzが再現するマスターテープの音」のセミナーが行われた。

音のサロン

メーカーの枠組みを超えた、協会だからできる試聴会。当日は小原由夫氏、角田郁夫氏、麻倉怜士氏を迎えて試聴会を行いました。また、毎年恒例の真空管オーディオ協議会主催の新忠篤氏の試聴会も行いました。音のサロン出展メーカーは次の通りです。

ONKYO、PIONEER、KRIPTON、SPEC、TEAC、Denon、Marantz、TRIODE、 FOSTEX、DELA、YAMAHA、LUXMAN、Technics、オーディオテクニカ、Phasemation、オヤイデ電気、FURUTECH、完実電気【アイテックス(i-qual)】、CS ポート

小原由夫氏
角田郁夫氏
麻倉怜士氏
新忠篤氏

音楽番組公開録音

ミュージックバードによる音楽番組公開録音が行われ、ウイリアムス浩子さん（ジャズボーカル）と、講師の大橋慎氏（（株）サンバレー）による「真空管オーディオ大放談＆ミニライブ」が行われました。

ハイレゾ視聴体験

ラディウス株式会社とひかりTVによる4K/2K＋ハイレゾ視聴体験が行われました。

NHK 8K SUPER Hi-VISION体験

B1Fとガラス棟G502では、NHKが中心となって開発を進めてきた「スーパーハイビジョン」。
今年12月からの本放送開始を前に視聴体験が行われました。

アナログレコード祭り

B1Fでは、ジャケットギャラリーや試聴体験など、アナログレコードの魅力を存分に体感できるコーナーを作成しました。また展示即売会も開催しました。

書籍販売

音楽之友社、音元出版、CD journal、Stereo Sound、電波新聞社の4社が出展しました。

協会販売

日本オーディオ協会の売場では、16日からOTOTEN売場限定で発売された「オーディオ協会監修井筒香奈江Laidback2018」と「オーディオ協会監修音のリファレンスシリーズ」が販売され、多くのお客様が買い求めていました。また、毎日先着100名の学生に「オーディオ協会監修音のリファレンスシリーズ USB音源」がプレゼントされました。