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掲載日:2016/12/07

平成28年度「音の日」記念行事を開催しました

日本オーディオ協会は、12月6日目黒雅叙園にて「音の日」記念行事を開催しました。恒例の「音の匠」顕彰式・特別講演会、第3回「学生の制作する音楽録音作品コンテスト」、第23回日本プロ音楽録音賞の授賞式が行われ、「「音の日」のつどい」ではご来賓、受賞者のみなさん、会員、各団体関係者など多くの参加者をお迎えしてなごやかに繰り広げられました。

第21回「音の匠」顕彰式

第21回目にあたる本年度は、長年にわたる「音叉製作」の研究を通し、音楽業界は勿論のこと医療機器業界等への「音叉」の広範な応用を提案され、その高精度化と多用途化に向け大いなる努力と洞察を深められた、株式会社ニチオン相談役・日本音叉研究所所長の本田 泰(ほんだ ゆたか)氏を「音の匠」として顕彰いたしました。顕彰式は日本オーディオ協会 校條 会長の挨拶に始まり、続いて、校條 会長より表彰状、盾が、池田 理事(オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン株式会社社長)より副賞が本田氏に贈られ、さらに電波新聞社 平山 社長様より恒例の電波新聞社賞が贈られました。

 
顕彰式の様子


左から、電波新聞社 平井 社長、池田 理事、「音の匠」本田 泰氏、校條 会長

顕彰式のあと、本田 泰氏による「音の匠」顕彰記念特別講演会「音叉と音叉に関わる「音」の話」が行われました。音楽用音叉や医療用音叉等、さまざまな音叉の説明や製作の苦労話、ご自身の生い立ち、創業から今日に至るニチオン様の発展の様子などを、ユーモアを交えて話されました。

 
講演中の本田氏

第3回「学生の制作する音楽録音作品コンテスト」授賞式

昨年に引き続き、「学生の制作する音楽録音作品コンテスト」が行われ、応募作品の中から、下記の3作品が受賞されました。

最優秀賞

・弓立 寛子(ユダテ ヒロコ)さん
・洗足学園音楽大学 音楽音響デザイン録音コース 3年
・作品名「優しい朝に君と」2ch 48kHz 24bit

優秀企画賞

・中村 涼真(ナカムラ リョウマ)さん
・洗足学園音楽大学 音楽音響デザイン録音コース 3年
・作品名「よじ登る植物~フルート・ピアノ・チェロのための~」2ch 48kHz 24bit

優秀音楽作品賞

・松本 日向子(マツモト ヒナコ)さん
・東京芸術大学 音楽学部 音楽環境創造科 4年
・作品名「Strasbourg St.Denis」6(5.1)ch 48kHz 24bit

受賞式では、校條会長より表彰状が、ソニー株式会社、ティアック株式会社、株式会社ヤマハミュージックジャパンより副賞が3氏に贈られました。その後、受賞者、審査委員を交えて、パネルディスカッションが行われ、受賞作品の紹介とともに、作品の狙いや受賞理由などが発表されました。


最優秀賞の弓立 寛子氏(右)
  
優秀企画賞の中村 涼真氏(右)


優秀音楽作品賞の松本 日向子氏(右)


受賞者、審査委員交えてのパネルディスカッション

「音の日」のつどい

当日は日本プロ音楽録音賞授賞式も行われ、「音の匠」、日本プロ音楽録音賞授賞者の方々を祝し、一般社団法人日本オーディオ協会、一般社団法人日本音楽スタジオ協会、日本ミキサー協会、一般社団法人日本レコード協会、一般社団法人演奏家権利処理合同機構MPN共催の「「音の日」のつどい」が和やかに行われました。

なお、「日本プロ音楽録音賞」の結果についてはあらためて「日本プロ音楽録音賞」欄 にて紹介いたします。