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掲載日:2012/12/10

2012年度「音の日」に記念行事がおこなわれました。

日本オーディオ協会は、12月6日東京・アジュール竹芝で「音の日」記念行事を行いました。今年は日本オーディオ協会創立60周年にあたり「音の匠」の顕彰式のほか、5年ごとに行われる「日本オーディオ協会賞」の表彰式が行われました。また、第19回プロ音楽録音賞の授賞式と、CD発売30周年にあたり、記念式典(CD21ソリューションズ主催)も同時に行われました。「音の日のつどい」ではご来賓、受賞者のみなさん、会員、各団体関係者、報道関係者など多くの参加者をお迎えしてなごやかに行われました。

「日本オーディオ協会賞」の贈呈

第6回目の今回の受賞者は、
協会栄誉賞:「音響機器およびデジタルオーディオ分野の開発と実用化を先導し、オーディオ産業と文化の向上に貢献」
元日本オーディオ協会会長、現ビフレスティック株式会社 取締役会長 中島 平太郎殿

協会大賞:「残響制御技術 Revtrina の開発と実用化」
日本電信電話株式会社殿
NTTラーニングシステムズ株式会社殿
NTTエレクトロニクス株式会社殿

協会大賞:「デジタルテレビ放送におけるラウドネス運用規定の国内標準化」
一般社団法人電波産業会 スタジオ設備開発部会 スタジオ音声作業班殿

協会賞:「国内オーディオ文化の夢を創造」
アキュフェーズ株式会社 代表取締役社長 齋藤 重正殿

協会賞:「卓越した経営により新たなオーディオ市場の開拓」
株式会社オーディオテクニカ 代表取締役社長 松下 和雄殿

協会賞:「国内オーディオ市場の活性化」
ラックスマン株式会社 代表取締役社長 土井 和幸殿

協会賞:「若年層を含めた新たなオーディオ市場の開拓」
株式会社トライオード 代表取締役 山崎 順一殿

協会賞:「リスニングルーム設計研究と施工の実践活動」
石井オーディオ研究所 代表 石井 伸一郎殿

協会賞:「サラウンドサウンドにおける、スピーカー配置の検証と、国内ガイドラインの設定」
有限会社沢口音楽工房 代表 沢口 真生殿

感謝状:長年にわたり協会展示会への出展を行い、カーオーディオ市場の認知向上と拡大に努め、特にホームオーディオとの親和性に寄与
三菱電機株式会社 三田製作所殿
富士通テン株式会社殿
パイオニア販売株式会社殿

感謝状:オーディオの原点である自ら作る喜びを「イヤホン工作教室」として提案、具現化し新たなオーディオ若年層の拡大に努める
S’Next株式会社殿

記念式典では日本オーディオ協会会長校條亮治より「創立60周年を迎え設立の精神と誇りを持ってこれからも活動してまいります。」と挨拶し、つづいて、経済産業省商務情報政策局情報通信機器課長 荒井勝喜様より「60周年記念を迎え、経済産業省もバックアップしていきますので今後もますます発展していくよう祈念します。」とお言葉を頂戴いたしました。


校條会長の挨拶
 
経済産業省商務情報政策局情報通信機器課長
荒井勝喜様ご挨拶


会場内の様子

「音の匠」顕彰式

第17回目にあたる本年度は、福祉工学を活用することで健常者だけでなく聴覚障害のある人々にも的確に警報を伝えて迅速かつ着実な避難行動につなげる緊急地震速報を開発された伊福部達(いふくべ とおる)氏を「音の匠」に、また歴史的な蓄音器を多数収集し、それらを一般展示するとともにロウ管やSPレコード音源を当時のまま再生することで音楽オーディオの奥深さを伝える活動をされている八日市屋典之(ようかいちや のりゆき)氏を「音の匠特別功労賞」として顕彰いたしました。
「音の匠」には表彰状、盾、副賞としてポータブルデジタルレコーダーが贈られ、さらに電波新聞社平山社長様より電波新聞社賞が贈られました。


写真:右「音の匠」 伊福部 達様、左「音の匠特別功労賞」八日市屋 典之様
後方左 電波新聞社平井社長様、後方右 校條会長

顕彰式のあと、受賞者の講演を行い、伊福部氏は「音の福祉工学と地震警報の音」について、八日市屋氏は「金沢蓄音器館の”聴き比べ”から」というタイトルで講演していただきました。

 
講演会の模様

つづいて、「音の日のつどい」ではなごやかにおこなわれました。


今年の匠 伊福部氏と談笑する
歴代「音の匠」三宮麻由子さん(左)、
中村啓子さん(中央)
 
音の日のつどい会場

同日、「日本プロ音楽録音賞」授賞式も行いました。受賞者および作品については、あらためて「日本プロ音楽録音賞」欄 にて紹介します。