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掲載日:2013/12/11

平成25年度「音の日」に記念行事が開催されました。

日本オーディオ協会は、12月6日東京ガーデンパレスにて「音の日」記念行事を行いました。本年は「音の日」制定20周年に当たり、恒例の「音の匠」顕彰式・特別講演会に加えて“「音の日」20回を振り返る”を合わせて開催いたしました。また、第20回日本プロ音楽録音賞の授賞式も同時に行われました。「“音の日”のつどい」ではご来賓、受賞者のみなさん、会員、各団体関係者、報道関係者など多くの参加者をお迎えしてなごやかに行われました。

「音の日」20回を振り返る

本年はその制定から20回目の「音の日」に当たり、記念イベントとして“「音の日」20回を振り返る”が「音の日」実行委員会 森委員長の司会で開催されました。冒頭、森委員長から「音の日」の由来となったトーマス・エジソンが発明した円筒式蓄音機「フォノグラフ」の実機デモが行われ、その全く電気を使わない蓄音機の音の大きさは、会場の参加者に大きな驚きを与えました。


「音の日」20回を振り返る
  
森委員長と円筒式蓄音機「フォノグラフ」

続いて、「音の日」を制定した1994年当時の朝日新聞の広告が紹介されました。次に「音の日」をより記念すべきに日にする試みとして「音の匠」顕彰が2年後の1996年から始まったことが説明され、第1回のJR(日本旅客鉄道株式会社)針谷 照氏から第17回の東京大学名誉教授 伊福部氏、金沢蓄音器館館長 八日市屋氏までの紹介が行われました。


1994年朝日新聞広告
  
1996年第1回「音の匠」顕彰

第18回「音の匠」顕彰式

第18回目にあたる本年度は、“VOCALOID”の開発・応用による「新たな、音楽及び音の表現方法により、新しい文化を創造」されたヤマハ株式会社 事業開発部 yamaha+推進室 VOCALOIDプロジェクトリーダーの剣持 秀紀氏を「音の匠」として顕彰いたしました。 顕彰式は日本オーディオ協会 校條会長の挨拶に始まり、続いて、校條会長より、表彰状、盾、副賞が剣持氏に贈られ、さらに電波新聞社平山社長様より恒例の電波新聞社賞が贈られました。


校條会長の挨拶
  
授賞式の様子


写真:左から電波新聞社平井社長
「音の匠」剣持 秀紀氏、校條会長

顕彰式のあと、剣持氏による特別講演会「歌声合成技術VOCALOIDと新しい音楽」が行われました。剣持氏の講演は、自己紹介からはじまり、音楽の歴史、そしてVOCALOIDの誕生とその楽しみ方まで、非常に興味あるそしてまた深いお話で、来場された多くの方々から「とても素晴らしかった」、「VOCALOIDに対して改めて興味が沸いた」、「今回出席して良かった」など多くの賛辞が寄せられました。


講演中の剣持氏
  
多くの方々が参加した特別講演会

“音の日”のつどい

当日は日本プロ音楽録音賞授賞式も行われ、「音の匠」、日本プロ音楽録音賞授賞者の方々を祝し、一般社団法人日本オーディオ協会、一般社団法人日本音楽スタジオ協会、日本ミキサー協会、一般社団法人日本レコード協会、演奏家権利処理合同機構MPN共催の「“音の日”のつどい」が和やかに行われました。


日本プロ音楽録音賞運営委員長のご挨拶
日本音楽スタジオ協会 内沼会長
  
来賓代表のご挨拶
経済産業省 商務情報政策局
文化情報関連産業課 課長補佐 望月様


「音の匠」剣持氏のご紹介
  
日本プロ音楽録音賞受賞代表の方々


「“音の日”のつどい」の様子
  
剣持氏(左)と談笑する
電波新聞社平山社長

なお、「日本プロ音楽録音賞」の結果についてはあらためて「日本プロ音楽録音賞」欄 にて紹介いたします。