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掲載日:2013/12/25

擦弦鍵盤楽器「ヴィオラ・オルガニスタ」製作秘話講演会と演奏会終了報告

さる12月17日、鍵盤楽器製作家 小渕晶男氏製作によるとても貴重で珍しい楽器「ヴィオラ・オルガニスタ」を使ったダヴィンチ時代の音楽演奏会と小渕氏による講演会が東京世田谷の松本記念音楽迎賓館にて行われました。当日は用意した40席がすべて埋まり、ダヴィンチ時代の演奏会を多くの人が楽しみました。

始めに今回の演奏会で使われる「ヴィオラ・オルガニスタ」を制作された小渕晶男氏の講演会があり、鍵盤楽器の歴史、音が出る仕組み、また、楽器制作について詳しいお話がされました。その後、演奏会では杉本周介氏が「ヴィオラ・オルガニスタ」を演奏し、制作者の小渕氏ご自身が摩擦ドラムを廻されました。杉本氏の「ヴィオラ・オルガニスタ」演奏加え、リコーダーの岡村孝子氏、歌手の原謡子氏も参加され、総ヒノキの響きのいい会場にルネサンス期のメロディーと響きがあふれ、参加された方々を魅了致しました。


講演会の様子
  
(写真左から)原氏、杉本氏、小渕氏、岡村氏

*ヴィオラ・オルガニスタについてはJASジャーナル3月号から9月号に「搾弦鍵盤楽器」として小渕氏による解説が連載されていますのでJAS会員の方はこちらもご参照ください。