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日本オーディオ協会会長より平成26年新年のご挨拶

新しい年を迎えて想う

一般社団法人 日本オーディオ協会
会長 校條 亮治

皆様、明けましておめでとうございます。新しい年を迎え如何お過ごしでしょうか。
いささか遅くなりましたが新年のご挨拶と今年にかける想いを述べさせて頂きます。
私事で申し訳ありませんが、私は毎年大みそか11:40を過ぎるころから氏神様に出かけ、新年を迎えた太鼓の合図でお参りすることが習わしとなっています。家の行事的な催しで子供の頃からでしたが今も変わることなく続いています。お祈りと言えばこれまた変わることなく、家族の安全、健康、子供の成長、そして平和な世界などで、時には時事的なこともありますがいわゆる小市民的なものです。今回も全く同様でした。

今年は十二支でいう午年です。午年は十二支の7番目にあたり、易学的には衰退期に入るそうです。これを衰退期へのスタートと取るか、積極的に大いなる転機と取るかは私たち一人一人の問題ではないでしょうか。私は後者を取りたいと考えます。いつの時代も後から考えると、「あの頃は激動の時代であったな」というのが普通の人たちの感想ではないでしょうか。勿論、歴史的にみて「安定期」とか「高度成長期」とか、評論家や歴史家は言いますが、安定や成長期においても多くの変化や、個人的には激動であったと言われることが多いのではありませんか。
つまり、変化なき安定期や成長期などあり得ないと考えます。問題は変化を受動的に捉えるか、主導的に起こすかではないかと考えます。世の大きな流れに小さな力で抗うのは難しいですが、自ら変革を起こし、大きな流れを活用しつつ革新に基づく成功に導くことは可能です。但し、変えてはいけないことを明確にした上での変革です。日本オーディオ協会にとって午年の今年をそんな年にしたいものだと思っています。

日本オーディオ協会は、一昨年創立60周年を迎え、新たな歩みを始めています。私たちは、60周年を目標にここ何年かで大きな変革を推し進めてきました。公益法人から一般社団法人への転換、それに応えられる定款の変更、また長年継続してきた展示会の在り方の見直し、会費の在り方、基本事業の見直しなど60周年を機に策定した中期事業計画を基に進めてきました。そして昨年は、展示会場の変更、事務局体制の合理化、事務所移転など大方の懸案事項は整理、若しくは道筋はできたものと考えます。今後の課題は基本的な事項、若しくは抜本的な改革事項になるものと考えます。
第一の課題は役員体制です。今年の総会は役員交代期による役員選挙の総会となります。継続的発展を期す体制づくりが日本オーディオ協会の行く末を決するものと考えています。会員の皆様の率直なご意見や、大いなる関与を頂きたいと思っています。
第二は協会組織と財政の在り方です。慢性的赤字体質からは何とか脱却しましたが、依然として厳しい状況に変わりはありません。特に昨年から、事業会計の基本経費は一般会計で負担していることから一般会計の負担が大きくなっています。個人、法人を問わず会員の拡大と、事業の独立採算制の追求は永遠の課題と云えます。
第三は日本オーディオ協会のプレゼンスの向上と考えます。一部に日本オーディオ協会は、その役割を終えたから必要がないという解散論を唱える声があることは承知しています。しかし、本当にそうでしょうか。殺伐とした現代において、効率論や利便性しか唱えず、何でも貨幣価値に置き換えることが、本当に成熟した人間社会の文化と言えるでしょうか。もちろん、協会組織自らが自己改革を行うことが重要であることは言うまでもありません。多くはありませんが毎年何名かの方々が全国から自発的に協会に加入されています。これらの方々に応えるためにも、日本オーディオ協会のプレゼンス向上を図らねばなりません。これはひとえに「お客様のお役に立つ活動」の強化に他ありません。「ハイレゾオーディオ」も台頭してきており、協会自らが旗を振っても良いかもしれません。
こんなことを考えながら、午年の今年は「さらなる改革の年」にしていきたいと考えた次第です。当然、変えてはいけないことは頑固なほど変えないことが前提です。
会員の皆様、是非「日本全体に心地よい音及び音楽文化を広めよう」ではありませんか。
今年も変わらぬご支援をお願いし、皆様にとっても素晴らしい年になることを御祈念申し上げ、新しい年のご挨拶とさせて頂きます。


会長 校條亮治

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