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掲載日:2016/06/10

平成28年通常総会を開催

一般社団法人 日本オーディオ協会は、平成28年6月8日通常総会を行いました。
まず、総会の開始にあたり、校條(めんじょう) 亮(りょう)治(じ) 会長より、次のように挨拶を致しました。
「総会開催に当たり一言御挨拶を申し上げます。日本オーディオ協会は、去る4月27日に東京国際フォーラムにて今期の事業方針概要を発表させて頂きました。これは、展示会の在り方などを含め、事業内容を抜本的に見直す必要に迫られ、理事会承認の上、一刻も早い公開が重要との認識で行ったものです。その後、理事会検討の上、変更点を盛り込み本日の総会に臨むものです。国内経済状況は「伊勢志摩サミット」開催等政府の懸命な努力があるものの厳しい状況と言わざるを得ません。日本オーディオ協会は、昨年来慎重に市場動向等を把握・分析してきましたが国内オーディオ市場は厳しい状況にあると認識しました。本総会が日本オーディオ協会は勿論のこと、国内オーディオ市場にとって、大きな転換点になる可能性があると認識しています。そのポイントとして
第一は、いよいよ「メディアチェンジ」の波が押し寄せつつあるということです。
我国は世界一のCD王国となっていますが、一方でそれだけ世界の情報伝達や情報処理技術に後れを取っているともいえます。具体的にはパッケージからノンパッケージへの波であり、CDから配信・ストリーミングへの時代が到来しつつあるということです。勿論、足元を見れば昨年は、レコードが若者に受け入れられた事実もありますが、試聴スタイルの多様化と、若者にとっては全くの新しいメディアと捉えた方が良いと考えます。
第二は、我国人口の減少影響が市場で顕在化することです。平成27年比で平成37年には日本の人口は約800万人の減少が予測されています。団塊世代が既に一線を退き、且つ消費市場の主役からも降りようとしています。これまでの国内のビジネスモデルはこれらの大変化を十二分に組み込んでいる様には見えません。特にオーディオ業界は備えが不十分と言えます。日本オーディオ協会はこれらに応えるために、自ら市場創造に打って出る決意と新たな事業計画を発表しました。皆様方の深い理解とご支援をお願いしまして総会開催の御挨拶させて頂きます。」

総会の議題では、平成27年度の事業報告および決算報告が承認されました。続いて平成28年度の事業計画と予算が説明されました。また、平成28年度は2年毎の役員改選期にあたり第3号議案にて役員推薦委員会から推薦された役員候補の方々が新役員として承認されました。

総会の後に行われた懇親会では、来賓の経済産業省 課長 三浦 章豪様のご挨拶の後、ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社 小川 功一 理事の乾杯のご発声でスタートし、パイオニア販売株式会社 蒲生 宣親 理事の中締めで無事終了いたしました。


  • 平成28年通常総会

  • 経済産業省 商務情報政策局
    情報通信機器課
    課長 三浦 章豪様

  • 懇親会での乾杯

  • 経済産業省 三浦 課長と共に協会新三役
    蒲生 副会長、小川(功)副会長、小川(理)副会長、
    校條 会長、三浦 課長、猿谷 副会長(左から)

尚、平成27年度の事業報告および決算報告、平成28年度の事業計画と予算、また、役員一覧は当ホームページ「JAS概要」の中の「情報公開」のページに公開されていますのでご参照ください。