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日本オーディオ協会通常総会を開催しました。

一般社団法人日本オーディオ協会は、平成26年6月5日通常総会を行いました。
まず、総会の開始にあたり、校條会長より、次のように挨拶を致しました。
「本日は、お忙しいところを総会にご出席を賜り、深く御礼を申し上げます。また日頃からのご支援に対しましても衷心から感謝を申し上げる次第です。
今日は、少し涼しいと感じますが、ここ2、3日はこの時期としては本当に驚くような暑さでした。地球が大きく変化していくような気がします。地球は46億年前に誕生したと言われていますが、地軸変化や磁場変化は100万年程度の周期で変化するようです。まあ、ここにいる我々には全く関係は無いかも知れませんが。
さて、そうとは言え、世界は大きな転換期にあるように思えます。BRICSに代表されるように経済ポイントの異動、そして転換期における混乱はつきものですが、世界中で紛争が勃発し、思想的にも保守化の波が起きていると言えます。先般行われた欧州議会の選出選挙ではイギリス、フランスなどで保守派が大きく台頭しました。この流れは国内に於いても全く同様ではないかと思います。
さらに産業構造をとっても大きな転換期にあると言えます。読み返しを含めて最近読んだ本からの引用ですが、「原丈二著・21世紀国富論」、「浜矩子著・新国富論」、「野口悠紀雄著・変わった世界と変わらない日本」から見えるのは第一に「世界は大きく変わろうとしている、若しくは変わったのに、日本は変われない、若しくは変わろうとしない」という説です。第二は「世界は連鎖になっており、日本だけ個別ではあり得ない」ということです。そして第三は「新しいモデルが必要になってきている」というものです。
電機業界、オーディオ業界に目を移すと、更にその感は強くなります。ウォークマンが世界に先駆けて発売されたのが1979年、CDは1982年でした。ここまでは、世界のオーディオ市場を日本が牽引してきましたが、2001年にデジタル携帯プレーヤーが発売されてからは残念ながら、国内勢は凋落の道をたどることになってしまいました。既にCD発売以来32年となり、これほど永らえているメディアは過去に例がありません。しかし間違いなく当業界にも大きなうねりは押し寄せております。それは「ハイレゾリュ―ション」という言葉で言っても良いと思います。本総会が真に国内オーディオ市場回復に向けた改革の一歩となるよう願うばかりです。そして出来ればそれは世界に対して「顧客視点」、「独自性」を強く打ち出したものであってほしいと思っています。
最後に私の勝手な考えですが「論・有って勇無くば戦えず」、「勇有って論無くば滅びる」を肝に命じてさらなる改革発展につなげればと考えます。」

総会の議題では、平成25年度の事業報告および決算報告が承認されました。続いて平成26年度の事業計画と予算が説明されました。また、平成26年度は2年毎の役員改選期にあたり第4号議案にて役員推薦委員会から推薦された役員候補の方々が新役員として承認されました。

総会の後に行われた懇親会では、経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課 課長補佐 松田 剛様を来賓にお迎えし、次のようなご挨拶を頂きました。
「本日の総会にて新たな執行体制がスタートとの事ですが、先ずは今回ご退任された役員の方々のこれまでのご尽力に敬意を示しますと共に、新たな執行役員の方々におかれましては今後の業界の発展の為にご活躍されますよう期待申し上げます。
まず、経済状況ですが、安倍内閣発足後1年半ほどたちますが、経済成長率はこの6四半期連続してプラスにあり、概ね回復基調にあるという認識です。一方4月の消費税増税に伴う反動減を押されるべく、5.5兆円の補正予算を中心とした経済対策等により、回復基調を確実にしていく所存です。
オーディオの取り巻く環境は、かなり変わってきていると感じております。個人的にはCD/DVDがオーディオビジュアル機器ですが、今では、パソコン、ダウンロード、ストリーミングが増え、聞き方も部屋の中で高級オーディオ装置で聴く聞き方から、スマホ、携帯音楽端末等でいつでもどこでも個人で楽しむという形が普及してきたと思っております。そのような聞き方は手軽さを求めているもので、これも社会の流れだとすれば、一つの与えられた条件となりますが、それでもこのような聞き方の人たちに高音質、高画質のよさを伝えていくのが重要な事と思います。
昨今オーディオ協会は「ハイレゾオーディオ」の普及に努められ、世の中での認知度も上がって来ていると思います。映像機器も実験放送が始まった4Kテレビが量販店で売れていると聞いておりますので、高音質、高画質を求めるニーズは一定規模あると思います。このニーズへ向け新たな機器を投入していくことでオーディオ業界が盛り上がっていくことと思います。
今後、日本オーディオ協会が中心となって日本のオーディオビジュアル文化の発展に寄与されることに期待しております。」

経済産業省の松田様のご挨拶の後、三菱電機株式会社 専務執行役 中西 康之様の乾杯のご発声で懇親会はスタートし、アキュフェーズ株式会社 取締役会長 齋藤 重正様の中締めで終了いたしました。


総会の様子


経済産業省務情報政策局情報通信機器課
課長補佐 松田 剛様


校條会長

尚、平成25年度の事業報告および決算報告、平成26年度の事業計画と予算、また、役員一覧は当ホームページ「JAS概要」の中の「情報公開」のページに公開されていますのでご参照ください。

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