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掲載日:2015/12/16

平成27年度「音の日」記念行事を開催

日本オーディオ協会は、12月4日目黒雅叙園にて「音の日」記念行事を開催しました。恒例の「音の匠」顕彰式・特別講演会、第2回「学生の制作する音楽録音作品コンテスト」、第22回日本プロ音楽録音賞の授賞式が行われ、「“音の日”のつどい」ではご来賓、受賞者のみなさん、会員、各団体関係者など多くの参加者をお迎えしてなごやかに繰り広げられました。

第20回「音の匠」顕彰式

第20回目にあたる本年度は、「生体の分泌する代表的なタンパク質としてクモの糸の物理化学的研究に長年取り組み、多くの著書や論文を発表され、実現化に向けてクモの糸の機能性を明らかにするために、クモの糸でヴァイオリン用の弦を作成された、奈良県立医科大学 名誉教授 大﨑 茂芳氏を「音の匠」として顕彰いたしました。 顕彰式は日本オーディオ協会 校條 会長の挨拶に始まり、続いて、校條 会長より表彰状、盾が、小川 副会長(パナソニック株式会社)より副賞が大﨑氏に贈られ、さらに電波新聞社 平山 社長様より恒例の電波新聞社賞が贈られました。


授賞式の様子
  
左から、小川 副会長、電波新聞社 平井 社長、
「音の匠」大﨑 茂芳氏、校條 会長

顕彰式のあと、大﨑 茂芳氏による「音の匠」顕彰記念特別講演会「クモの糸でヴァイオリンは弾けるのか」が行われました。クモの糸を集めるのに苦労したことやクモの糸から究極の危機管理法を発見したこと、クモの糸でヴァイオリン用の弦を作成された過程等を、ユーモアを交えて話をされました。最後にクモの糸で弦を作成したヴァイオリンを使って自ら演奏を行い、来場された多くの方々からも「演奏に耐えるくらいクモの糸が強いことに驚いた」、「クモの糸のヴァイオリンの素晴らしい音色に感動した」など多くの賛辞が寄せられました。


講演中の大﨑氏
  
クモの糸のヴァイオリンを演奏する大﨑氏

第2回「学生の制作する音楽録音作品コンテスト」授賞式

昨年に引き続き、「学生の制作する音楽録音作品コンテスト」が行われ、応募作品の中から、下記の4作品が受賞されました。

最優秀賞

作品「Deep Sea」5.1ch 48kHz/24bit
蓮尾 美沙希氏
東京芸術大学 音楽学部 音楽環境創造科 学部4年

企画制作賞

作品「煌めきと明日」5.1ch 96kHz/24bit
高柳 欽也氏
洗足学園音楽大学 音楽・音響デザインコース 録音専攻4年

録音技術賞

作品「大逆転の虹」2ch 44.1kHz/16bit
廣木 翼氏
尚美学園大学 芸術情報学部 情報表現学科4 年 音響フィールド

音楽作品賞

作品「スクランブル」2ch 44.1kHz/16bit
世利 輝氏
日本工学院専門学校 レコーディングクリエイター科1年

受賞式では、校條 会長より、表彰状、副賞が4氏に贈られました。その後、受賞者、審査委員を交えて、パネルディスカッションが行われ、受賞作品の紹介とともに、作品の狙いや受賞理由などが発表されました。


校條会長より表彰を受ける最優秀賞の蓮尾 美沙希氏(左)
  
受賞者、審査員交えてのパネルディスカッション

“音の日”のつどい

当日は日本プロ音楽録音賞授賞式も行われ、「音の匠」、日本プロ音楽録音賞授賞者の方々を祝し、一般社団法人日本オーディオ協会、一般社団法人日本音楽スタジオ協会、日本ミキサー協会、一般社団法人日本レコード協会、一般社団法人演奏家権利処理合同機構MPN共催の「“音の日”のつどい」が和やかに行われました。


校條 会長の挨拶
  
「音の匠」大﨑氏のご紹介


一般社団法人日本レコード協会理事 畑様の乾杯のご挨拶
  
多くのお客様が集った「“音の日”のつどい」


一般社団法人日本音楽スタジオ協会会長
内沼様の中締めのご挨拶

なお、「日本プロ音楽録音賞」の結果についてはあらためて「日本プロ音楽録音賞」欄 にて紹介いたします。