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10月26日





[ TODAY'S INDEX ]

>> いよいよスタートした『A&V フェスタ 2003』初日12,126人が来場。
>> 2003楽器フェアと共同開催でシナジー効果を期待
>> ビジュアル部門が加わることでいっそう華やかなイベントに
>> 鮮明なコントラスト、迫力ある奥行き感を実現した『VIERA』/松下
>> スマート・シアター構想で未来型デザインを提案/パイオニア
>> スピーカー直前まで完全デジタル処理する『フル・デジタルアンプ』/ソニー
>> 液晶薄型テレビとマッチするマルチチャンネル・シアターシステムはこれ!/シャープ
>> 酒に漬けて作った木製コーン材によるスピーカー/ビクター
>> A&Vの世界へ移り変わっても純粋な音への姿勢は変わらず/デノン
>> 独自のDSP技術で5.1chをさらにリアルに/ヤマハ
>> ホームシアターゾーンも注目、相談コーナーも設置
>> 小間割のブースも宝の山
>> NHKとFM横浜がイベント生中継を実施
>> 10月26日(日)まで開催。生まれ変わったA&Vフェスタへぜひ


いよいよスタートした『A&V フェスタ 2003』
初日12,126人が来場。


10月23日(木)より、いよいよ音と映像の祭典『A&Vフェスタ 2003』がスタートした。初日は晴天に恵まれ、朝早くから熱心なA&Vファンを迎え12,126人の来場者数に達した。今年の一番の特徴は、これまでのオーディオ機器中心の『オーディオフェア』にビジュアル機器が加わり『A&Vフェスタ』として生まれ変わったことだ。会場も情報発信の最先端『みなとみらい21』へと移った。この大きな変化を機会に各社はこれまで以上に力の入った様子だ。


山野会長、鹿井会長を中心にテープカットが行われた


2003楽器フェアと共同開催でシナジー効果を期待

9:40から行われたオープニング・レセプションは、同時開催の『2003楽器フェア』と合同で実施。まず始めに日本楽器フェア協会の山野会長、日本オーディオ協会の鹿井会長などの挨拶があり、その後テープカットで華々しくオープンした。
山野会長は『オーディオ業界と楽器業界は体質の違うものであるが、互いに理解し合って双方が人間の“文化”であるという共通点を元にシナジー効果を生み出したい』と挨拶。この共同開催イベントをその旗揚げにしたいと語った。
続いて、鹿井会長は『オーディオと楽器は同類のものではないが、両方とも人間の心に感動をもたらすもの。今年は、これまでのオーディオにビジュアルが加わり、より深い感動をもたらしていく“A&Vフェスタ”として生まれ変わったことを期待して欲しい』と挨拶した。

 
左:日本楽器フェア協会山野会長
右:日本オーディオ協会鹿井会長


ビジュアル機器が加わり各展示ブースはいっそう華やかに

ビジュアル機器が加わった各展示ブースは実に華やか。12月から開始される地上波デジタル放送、そしてDVDの普及拡大といった高画質な映像ソースの充実が追い風になり、低価格化とクオリティの向上が進む液晶・プラズマ製品は今ユーザーにとって最も魅力的な商品だ。


鮮明なコントラスト、迫力ある奥行き感を実現した『VIERA』/松下

松下電器では液晶・プラズマテレビ『VIERA』の最新モデルを中心に展示。『オーディオとビジュアルが融合することで家の中をもっと楽しいものへと変えていきたい』というコンパニオンのアナウンスとともに、ずらりと並んだ液晶・プラズマのラインナップが印象的だ。赤や青の花びらの美しいコントラスト、立体感があり迫りくるような山々、画質は確実に向上している。ぜひその目で確かめて欲しい。
また、浜崎あゆみをCMに起用し、新しく『マルチカメラ』と呼ばれるカテゴリーを作りつつある『D-SNAP』新シリーズにも注目。特に一番低価格で販売されている『SV-AS10』は、SDメモリーカードを記録媒体として静止画も映像も、さらに音楽も取り込め、会議録音機能もあるという優れもの。ポケットサイズに収まるコンパクトさに9.9mmの薄型。7色のカラーバリエーションも美しい。

 
右:VIERAによるホームシアターシステム


『スマート・シアター』構想で未来型デザインを提案/パイオニア

パイオニアは、『スマート・シアター』をテーマに、簡単にセッティングでき、快適に使えるコンパクトでスタイリッシュな高音質・高画質ホームシアターを提案。フラット・スピーカーを使ったDVD/MDミニコンポはまさにその志向を実現化したもの。Pure Visionシリーズのスタイリッシュなプラズマテレビとともに、洗練された未来的なデザインが注目を集めていた。

 
右:パイオニアはライフスタイルを提案


スピーカー直前まで完全デジタル処理する『フル・デジタルアンプ』/ソニー

フル・デジタルアンプのデモンストレーションを行うソニーは、試聴室入り口に長蛇の列。D/Aコンバーター=パワーアンプという新しい構想で、スピーカーの直前までまったくアナログ回路をもたないオーディオ・システムを提案し、これまで以上にストレートでピュアな音質を実現した。試聴室から出てくる人たちの驚きの表情にそのすごさが伺える。
また、ソフトがすでに1,000タイトルに近づこうとしているSACDもソニーの注目商品だ。各ソフトメーカーが元ちとせや浜田省吾、矢野顕子ら有名ミュージシャンのタイトルをリリースする一方、ソニーはハードで盛り上げる。SACD & DVD対応のミニコンポやマルチチャンネル・システムを充実して、ますます期待度は高まるばかりだ




液晶薄型テレビとマッチする
マルチチャンネル・シアターシステムはこれ!/シャープ


シャープは、自社が推奨する液晶テレビとのマッチングを考慮して、薄型デザインのスピーカーを採用した『1bitパネルシアター』システムを展示。ソファに座ったカップルがイーグルスの『ホテルカリフォルニア』アコースティック・バージョンに見入っている。高音質1ビット・デジタルアンプと組み合わせたこのシステムは、液晶テレビとともに、ホームシアターの新しいスタイルを提案しようとするもの。また、37V型が出現し大型化が進む液晶テレビも魅力的だ。

 
右:液晶とマッチさせた『1bitパネルシアター』システム


酒に漬けて作った木製コーン材によるスピーカー/ビクター

ビクターは非常に多岐にわたる製品ジャンルをこのイベントへ送り出している。DVD-R/RWとDVD-RAMに対応するハードディスク内蔵ビデオデッキや、ブルー・レイ・ディスクレコーダー、AVコントロールアンプ、スリムスピーカー、ミニコンポ、プラズマテレビまで多彩。中でもユニークなものが、木材によるコーン材を採用したスピーカー。開発者がスルメを酒に漬けると柔らかくなることを聞き、木材を酒に漬けることで割れを防いで作ったという木製(樺材)コーンによるスピーカーでデモを実施。この音が柔らかく、繊細で、新しい音の世界を生み出している。

 
右:ユニークな木製コーン材によるスピーカー


A&Vの世界へ移り変わっても純粋な音への姿勢は変わらず/デノン

デノンでは、DJ『SHY』を迎え、新しいモーター駆動式プラッターディスクを採用したプロDJ用CDプレーヤー『DN-S500』を使ってDJショーを実施。若者の人だかりを作っていた。
A&Vの分野ではセパレート思想を掲げ、コントロールアンプやビデオプロセッサ、サラウンドアンプなどセパレートで音質追求したコンポーネント・システムを提案。A&Vの世界でも、純粋な音質(そして画質)を志向する姿勢は変わることがないようだ。


セパレート構想で望むデノン


独自のDSP技術で5.1chをさらにリアルに/ヤマハ

X-BOX用のゲーム『紅の海』や『真・三國無双3』には5.1chドルビー・デジタル音声が収録されている。5.1chサラウンド・システムでこれらのゲームを楽しむと、敵が後ろから襲ってくるなどの前後のリアルな動きが体験できる。YAHAMAの『CinemaStation』は、独自のDSP技術により、このゲームの臨場感をさらに大迫力で楽しめるシステムだ。ゲームだけではなくDVDによる音楽や映画、TV放送などでも有効。音楽CDも音場感豊かに楽しめる。ヤマハのブースでは『MOVIE』『GAME』『SPORT』『MUSIC』の個別ルームがあり、4つの部屋を回ってコンパニオンの説明を聞くと抽選で3名にこの『CinemaStation S120』が当たる企画を実施している。


ゲームのサウンドをよりリアルに


ホームシアターゾーンも注目、相談コーナーも設置

さまざま見所が多い中、ホームシアター関連商品のメーカー数社が集まる『ホームシアターゾーン』も注目して欲しいブースだ。BOSEは小型の液晶テレビと自社のDVDホームシアターシステムを使った一人用のデモスペースを数カ所設置。サブ・ウーファーの迫力を体感させている。NECビューテクノロジーでは、新しい液晶プロジェクタ『HT1000J』で大型のスクリーンにDVDの映像を映している。輝度が高くコントラストが高い映像がインパクトを持って伝わる。
ホームシアター相談コーナーでは、オーディオ評論家の麻倉怜士氏が待機。年輩者や女性の方にもわかりやすく親切に、ホームシアターを楽しむコツを伝えていた。
日立製作所は、Woooの新製品液晶・プラズマテレビを展示。専用の部屋も用意して、そこでは液晶プロジェクタの新製品も見ることができる。80型のスクリーンに16:9のサイズの映像を映し、dtsサウンドでカーチェイスを楽しませている。

 
左:ホームシアターゾーン
右:ホームシアター相談コーナー


小間割のブースも宝の山

この他に小間割ブースも数多く展示しており、メーカーの熱意が伝わる製品が見られる。MBLは無指向性のハイエンド・スピーカーで極めて自然な音場を実現。宮殿の支柱のような、見たこともないスピーカーの形と大きさに驚く。ブリッジ・オーディオ・ラボは、精悍な国内製ハイエンド・アンプを展示。海外製品をしのぐ、ハイセンスな趣味性の高いデザインと、とことんまで磨き抜かれた音質でオーディオ・ファイルを魅了する。
『DVD編集体験コーナー』では、インタービデオやサイバーリンク、デジオンの最新DVDオーサリング・ツールによるDVD編集が体験できる。パソコンに詳しくなくても簡単に作れる自分だけのDVD。見るのも楽しいが、DVDを作る楽しみも教えてくれる。


パソコンで気軽にDVDを


NHKテレビとFM横浜がイベント生中継を実施

10月26日は、NHKテレビおよびFM横浜によるイベント生中継が行われた。オーディオ関連のイベントで電波媒体の中継が入るのは十数年ぶり。また、午後にもデジタル・ゾーンにFM横浜の中継が入ったほか、オープニング・レセプションの様子もテレビ局3社の撮影クルーが入り、番組を収録。近日放送される予定だ。


10月26日(日)まで開催。生まれ変わったA&VフェスタへいますぐGO!

この他にも1ビットコンソーシアムでは、早稲田大学とメーカーが開発した新しい技術やSARAH(私的録音保証金協会)が実施するDJブースなどが盛況。魅力的なコンパニオンたちの説明で試聴ができるカーオーディオ・ブースなど、本日のレポートでは伝えきれない魅力が満載。これらは明日以降のレポートにゆずることにする。
A&V フェスタは、2003年10月23日〜26日の日程で10:00〜18:00まで。場所はパシフィコ横浜展示ホールD。桜木町から徒歩で12分から15分ほどの場所だ。動く歩道があるので、道のりはスイスイとらくちんだ。
入場料は当日千円、前売り券は800円。前売り券はプレイガイドおよび秋葉原電気街、JTB各店(専用電話03-3865-5489)で発売している。


カーオーディオブースも盛り上がっていた



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