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掲載日:2021/11/12

第308回/エソテリックGrandioso G1Xという時を刻む[鈴木裕]

マスター・クロック・ジェネレーターは、デジタル再生においてはけっこうマニアックな存在だ。元々はレコーディングスタジオにおいて複数のデジタル機器を同期させるものとして、その大元の”時計”の役割で登場した経緯もある。値段もさまざまだし、その効果も音楽がかっちりするものから、空間表現力が上がって見通しが良くなるもの、ハイファイ度が上がるもの、漂うような情緒が出てくるもの、生々しくなるものまでいろいろある。