掲載日：2020/12/24
【Stereo Sound ONLINE】音楽ライブ配信の高音質化は、2020年の大きなトレンドだった。WOWOWが実施した高品質配信実験が、その大きな可能性を明確に示している
2020年後半のオーディオビジュアル的注目事は、音楽ライブ配信の急激な充実だろう。コロナ禍の影響で大規模ライブが中止になったことを受け、多くのアーティストが配信ライブに取り組んでいる。当初は画質・音質的には“そこそこ”だったが、この10月以降は様々なクォリティ改善に向けた試みが実施されてきた。その最たるものがWOWOWによる高音質配信実験だ。10月6日にMQA、28日にはAURO-3Dを使った“世界初”の配信を実現、さらに12月8日には熱海市と共同で「3Dオーディオ体験会」も開催している。今回はそれらの取り組みのキーマンであるWOWOW技術局 エグゼクティブ・クリエイター/博士の入交英雄さんにお話を聞いた。（編集部）