Audio News

掲載日:2020/12/18

【電波新聞 DEMPA DIGITAL】【音に魅せられて】Technics(パナソニック)〈1〉 技術に立脚した開発

パナソニックの高級オーディオブランド「Technics(テクニクス)」は2020年、ブランド誕生から55年を迎えた。パナソニックのオーディオの歴史はラジオ生産から始まり、アンプ、スピーカ、プレヤーと幅広く開発してきた。その間、オーディオブームの過熱、再生メディアの転換、オーディオブームの終焉(しゅうえん)―と時代の流れとともに歩み、数々の名機も生んできた。10年にブランドはいったん終息したものの、ブランド誕生50年を目前に控えた14年に復活。以降、アンプ、スピーカ、プレヤーを投入し話題を呼んでいる。そんな紆余(うよ)曲折の歴史を歩んできたテクニクスは、どのような音作りをして、そしてどのような方向を目指しているのだろうか―。入社時からテクニクス製品の開発に携わり、14年のブランド復活の際にも技術の責任者として関わってきたアプライアンス社テクニクス事業推進室の井谷哲也CTO(最高技術責任者)/チーフエンジニアに、歴史とともに振り返っていただいた。
(聞き手は電波新聞社メディア事業本部 水品唯)