A&Vフェスタ2006 A&Vフェスタ2006
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ご挨拶 概要 TOPICS 会場レポート A&Vフェスタ2005の記録
 
 
 
2日目を迎えたA&Vフェスタ2006は、多くの来場者を迎えて終始熱気を帯びた一日となりました。フルスペックハイビジョンテレビや、ハイビジョンレコーダー、プロジェクター、デジタルオーディオプレーヤーなど、各社がこの秋から冬に向けてリリースする製品をいち早く体験できるとあって、A&Vファンにとっては興奮の一日となったのではないでしょうか?また、新時代のサラウンドサウンドや高品位オーディオの可能性を広げるさまざまな技術も、これからのホーム・オーディオ、ホームシアターがますます面白いものになることを示してくれました。驚きと感動に満ちた一日から、今日は1階のアドバンスド・ステージを中心に、出展社ご担当者のお話も聞きながらその模様をお伝えします。
目次

<ブース出展社の声を聞く>

■ソニー/ソニーマーケティング

■パイオニア/パイオニアマーケティング

■松下電器産業

■日本ビクター


<独自のアイディアと技術を紹介>

■新日本無線

■マイクロソフト

■オーディオテクニカ

■デジタルラジオ推進協会

■ミュージックバード

■1ビットオーディオコンソーシアム

■若月製作所

■ハヤミ工産

■エビスヤ工業

■ユートピア機器

■フルテック

■ホームシアターゾーン

■ファミリーシアター


<2階 ANNEX HALLセミナーレポート>

■1ビットオーディオコンソーシアム『ブロードバンド時代の1ビット技術』

■mbl『開発者に聞く呼吸球式スピーカーの魅力

■主催者セミナー
深田晃/井上哲/沢口真生『デジタル放送で楽しむサラウンド音響』


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■ソニー/ソニーマーケティング
ソニーは、インテリアと融合をはかったホームシアターシステムを提案。ブース内には思わず憧れてしまうようなエレガントな室内インテリアとともにあるA&V機器の数々が出展されています。また、SACDを始めとする各種のデモを行うブースでは、見て、聴いて楽しめるさまざまな企画が行われています。シニアプロダクトマネージャーの川口さんにお話を伺いました。
   
   
インテリアと共にホームシアターシステムを提案   自宅でくつろぐ自分を想像しながら楽しめます   さまざまな企画イベントを実施しているSACD試聴コーナー

―今年のブースはどのようなコンセプトで展開されていますか?
川口:はい。ソニーは、メーカーとしての戦略を前面に押し出す形ではなく、楽しんで頂けるようなブースを展開しています。ひとつは、ユーザーの皆さんが自宅で実現できるホームシアターシステムのご提案です。また、一方的なプレゼンテーションでなく、みなさんに参加していただける催しを行っています。

―参加型イベントですか、楽しそうですね。
川口:生ギターやバイオリンの音を当社のPCM録音機で録音して、試聴して頂いたりといった企画を実施しています。とにかく、参加して楽しいと思って頂けるものを目指していますので、ぜひ、お越し下さい。
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■パイオニア/パイオニアマーケティング
黒を基調としたシックなブースに仕上げたパイオニアでは、ホームシアタールームを展開する一方、ピュアオーディオ用の高級スピーカーも出品。A&Vファンからピュアオーディオファンまで幅広い層で会場は賑わっています。ブランド支援グループ・プロデューサーの長嶋光克さんにお話を伺いました。
   
   
パイオニアのシックで都会的なホームシアター提案   高級ピュアオーディオスピーカー「TAD Reference1」システムの試聴ルーム   TADの技術を継承した高級スピーカー「EXシリーズ」

―本日は、大変な盛況ですね。ブースの内容についてお話を聞かせて頂けますか?
長嶋:パイオニアでは、この秋「A&Vフェスタ2006」と、10月3日から幕張メッセで行われる「CEATEC JAPAN」でA&V機器の出展を行いますが、この2つのイベントでは見せ方を変えています。CEATEC JAPANでは機器の展示と技術的な訴求が中心になりますが、このA&Vフェスタでは、実際にそのA&V機器をセットした部屋の様子を見て頂く、体験して頂くということに力を入れています。

―高級スピーカーの出展もありますが、これは試聴室で聴けるのですか?
長嶋:試聴室は2つ用意していまして、当社の高級スピーカーシステムの試聴ができます。ひとつは『TAD-M1』の後継となる『TAD Reference1』、もうひとつは『EXシリーズ』の『S-IEX』が聴けます。当社の高級スピーカーの音を、ぜひ専用の試聴室でお楽しみ下さい。

―ウィスキーの樽を使ったスピーカーも注目されているようです
長嶋:お蔭様で。ウィスキーの樽を使って作ったピュアモルト・スピーカーはぜひ、注目して欲しい製品です。毎回、新製品を出すたびに大人気ですぐに販売終了となってしまうものです。100年ほどかけて成長した原木を樽にして、さらにウィスキーを入れて長いものでは100年ほど寝かせる。その間に木がスピーカー材料に最適なものになるんです。これもぜひ、その音を聴いてみてください。木材の質感も素晴らしいです。
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■松下電器産業
103v型の超大型プラズマテレビが目を引くパナソニックのブースでは、テレビをはじめ、ハイビジョンレコーダー、デジタルオーディオプレーヤー、カーステレオなど多彩な展開を見せています。この秋からの新製品展開も意欲的で、熱い注目が寄せられています。スペースデザインチーム・チームリーダーの河野さんと商品企画グループのテレビチーム司さんにお話を伺いました。
   
   
超大型103v型プラズマテレビを始めとするVIERAシリーズ   液晶プロジェクターは、専用試聴室でデモを実施   最新のデジタルオーディオの世界を提案するSDオーディオ「D-Snap」コーナー

―今年の見所を教えてください。
河野:今年の見所は、大きく3つあります。まず103v型のプラズマテレビ。次に、20日に発表したばかりのブルーレイディスクレコーダー。そして、フルハイビジョン液晶プロジェクター『TH-AE1000』です。ブルーレイディスクレコーダーと液晶プロジェクターはこのイベントで初公開となります。

―デジタルオーディオプレーヤーも人気のようですね
河野:はい。SDオーディオのコーナーですね。ここでは携帯用のデジタルオーディオプレーヤー「D-Snap」を、ドッキングステーションと呼ばれるコンポにさすとスピーカーから音が出て家庭でも楽しめるというものを提案しています。にぎやかで楽しい場所なのでこちらにもご注目下さい。

―10月と11月に発売となるプロジェクターがホームシアターファンの間で話題になっていますね
司:はい。2機種のプロジェクターの発売を予定しています。ひとつは、「TH-AX100」という製品で、これは明るいリビングでスポーツ観戦をしたり、ゲームをプレイしたりといったテレビを見る感覚でご使用いただく液晶プロジェクターです。部屋の明るさに応じて信号データを調整する機能がありまして、通常のリビングの明るさでもハイコントラストな高画質映像を楽しめます。

―資料の説明に「ハリウッド画質」という言葉がありますが
司:実際にハリウッドに機器を持ち込んでですね、映画の監督に画質をチェックしてもらっているんですよ。中々OKはでませんが、そこまで画質を追求しているのでそういった呼び方をさせてもらっています。

―もうひとつのプロジェクターもご紹介下さい
司:もうひとつは、「TH-AE1000」という11月中旬発売予定のモデルで、こちらは暗い室内で見て頂きたいのですが、11000:1というハイコントラストを実現したフルハイビジョン液晶プロジェクターです。フルハイビジョンの画質を生かすにはレンズが優れたものである必要があるのですが、独自の内部乱反射を抑えて鮮明な画質を得るレンズを開発して搭載しています。
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■日本ビクター
日本ビクターは、話題の「呼吸球式スピーカー」など、参考出品も含めて様々な体験コーナーや新技術のコーナーを展開。非常に盛りだくさんな内容になっています。ビクターの総合技術力とこれからの将来の片鱗をこのブースで展開する、宣伝グループ主席の嶋宮さんに話しを伺いました。
   
   
M2階で行われている注目の呼吸球式スピーカーのデモ   ウッドコーンを使った一体型コンポ   話題のウッドコーン・スピーカー出品コーナー

―今年はウッドコーン・スピーカーにも新しい展開があるようですね
嶋宮:正面のプレゼンテーションエリアでは、今度発売されるウッドコーン・スピーカーのハイエンドモデルをご紹介しています。バイオリンの生演奏を聴いて頂いて、その後製品を紹介するんですが、これは本当の楽器の木の音を再現するのは、やはり木なのではないかという発想から来ていまして、20年ほどの歳月をかけて開発して来たものです。ウッドコーン・スピーカーは、今ではビクターのスタジオでも民生用機器のための録音チェックにも使っていまして、「原音」の追求に役立てています。

―「原音」の再生がひとつのテーマになっているようですね
嶋宮:はい。「原音回帰」という部分で、録音のスタジオでエンジニアが当社の高音質テクノロジー「K-2」によって、いかに高音質のまま課程を進めていくかを御紹介しています。ビクターでは、スタジオで演奏家がリスナーに伝えたいと思っている音を、どうやってリスナーにそのまま伝えるかをテーマにしています。オリジナルマスターの音を、CDなどのソフトにしてお客様の耳に届くまでを一貫してやっているのがビクターなのです。

―試聴室「ハイクオリティ・シアター」ではどのようなデモを?
嶋宮:「ハイクオリティ・シアター」では、ビクター独自の高音質技術である「K-2」のご紹介でピュアオーディオ的な内容を、あとはシアターサウンドで映画をマルチチャンネルでお楽しみ頂いています。お客様に最高の感動をしていただくための技術と商品のご紹介です。
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<グランドステージその他のブース>
グランドステージでは、その他にもオーディオ&ビジュアルの新しく魅力的な提案の数々を展開するブースがたくさんあります。ぜひ、立ち寄って、時間のある限り目と耳を傾けてください。

■新日本無線
新日本無線は、半導体技術の企業として、オーディオ&ビジュアルの世界をサポートするさまざまな半導体技術を紹介。音声の増幅・フィルタリング用のオペアンプなどのデモンストレーションを行っています。
   
   
新日本無線のブース   iPodを使ってオペアンプによるデモを実施    
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■マイクロソフト
パソコンによるテレビ録画やDVD観賞などが当たり前になった時代。パソコンを中心に広がるオーディオ&ビジュアルの世界もまた、新しいエンタテインメントの世界です。マイクロソフトのブースでは、デノン、オンキョーなどの音響メーカーと共にAV機器とパソコンの融合を提案しています。
   
   
マイクロソフトのブースは信号伝送の「ロスレス」をテーマに展開   各メーカーが集まってパソコンとA&Vの融合を提案    
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■オーディオテクニカ
高品位なオーディオアクセサリーを提供するオーディオテクニカでは、新作ヘッドフォンの数々を出品。デザイン、装着感、そして音質に優れた、この秋発売のヘッドフォンをいち早くお試しいただけます。
   
   
最新のヘッドフォンがずらりとならんでいます        
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■デジタルラジオ推進協会
デジタルラジオ推進協会のブースでは、デジタルラジオの魅力を紹介し、最新受信機器を紹介しています。テレビ放送がすべてデジタルへ移行しつつある現在、ラジオもまたデジタル化が進んでいます。デジタルラジオ放送は、CD並みの高品質音声放送が可能であるとともに、文字・静止画・簡易動画によるデータ放送まで可能な新しい放送です。
   
   
デジタルラジオのデモンストレーションコーナー   最新のデジタルラジオ受信機も出品    
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■ミュージックバード
ミュージックバードは、CDを超える高音質で音楽をお届けする衛星放送サービス。音にこだわりを持つ方々に支持されています。地上波放送に対して、衛星放送は全国どこでも聴けるというメリットもあり、放送内容のバリエーションも広がってきました。この秋はヨーロッパ直送のライブプログラムも実現。欧米各国の放送局が収録した現地のホールや音楽祭の様子も楽しめます。
   
   
ミュージックバードは、高音質な音楽を衛星を使って配信しています        
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■1ビットオーディオコンソーシアム
ここは、ブロードバンド時代の高品位・高効率伝送の1ビット技術を紹介するブースです。フルハイビジョン映像と1ビットデジタル信号音源の配信、記録を行う次世代のAVシステムをご紹介しています。
   
   
1ビットオーディオの優れた技術を様々な角度から見せてくれます   これはセミナーでも試聴テストが行われた日本の伝統織物、西陣織のスピーカー    
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■若月製作所
ホームシアターのある生活を美しく演出するAVファニチャーを紹介する若月製作所。液晶テレビやプラズマテレビに黒色が増えていることに合わせて、AVファニチャーにも黒色が登場。光沢感溢れる黒色がブースに美しく映えています。
   
   
A&V機器を美しく演出するラックの数々        
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■ハヤミ工産
ハヤミ工産では、インテリア性溢れるラックから、音と映像の品位を追求した耐震構造のとられたものまで、さまざまなラインアップを展開しています。パブリックスペース用の商品も出品。多様化するA&Vライフスタイルに対してさまざまなご提案をしています。
   
   
インテリアとA&V機器の融合は、ここでも見られます        
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■エビスヤ工業
ネットショップ『findif(ファインドイフ)』で、普段の生活にこんなものがあればいいなと思われる商品を形にしているエビスヤ工業。ブースでは、マンションのリビングルームに薄型テレビを設置する際に便利な提案をしています。ホームシアターをしたいけどスペースに悩んでいるという方、ぜひお立ち寄りください。
   
   
         
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■ユートピア機器
ALTECのビンテージオーディオや1943年に開発されたスピーカードライバー228など、古き良き時代のオーディオ名機を復刻。1940〜70年代に製造されたスピーカーユニットや真空管アンプの音もじっくりと楽しめます。
   
   
古き良きオーディオ機器の魅力を堪能        
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■フルテック
フルテックでは、ホーム・オーディオ、カー・オーディオの高品位なアクセサリーをご紹介。新開発の電源コンセント、電源ボックスの技術など多数紹介しています。ぜひ、ご注目下さい。
   
   
目にも美しいA&V機器のアクセサリーを数多く出品        
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<ホームシアターゾーン>
ホームシアターゾーンでは、フルスペックハイビジョンテレビや、プロジェクションテレビ、プロジェクター、サラウンドサウンドシステムなどを、専用の視聴室で体験できます。ホームシアターに興味のある方はぜひお立ち寄り下さい。

ホームシアターゾーン出展社
三洋電機
・松下電器産業
・パイオニア/パイオニアマーケティング
・日本ビクター
・ソニーマーケティング
・ヤマハ/ヤマハエレクトロニクスマーケティング

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■ファミリーシアター
グランドステージを入るとまず目に付くのが、ワーナーエンターテインメントジャパンによるDVD1000タイトルの看板。このちょうど裏手が「ファミリーシアター」。お子様と楽しめるDVD作品を常時放映し、家族連れの休憩所として最適な場所となっています。また、そのすぐ近くにはラウンジがあり、サンドイッチやパニーニなどの美味しい軽食を提供しています。
   
   
ワーナーから発売中のソフトがずらり   お子様が楽しめるアニメを常時放映しています   お腹がすいたらラウンジにお立ち寄り下さい
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<2階 ANNEX HALLセミナー>

■1ビットオーディオコンソーシアム
『ブロードバンド時代の1ビット技術』
高品位な音と映像の高効率伝送に最適な1ビット技術を追求する1ビットオーディオコンソーシアムでは、「慰霊の夕べコンサート」の8ch録音や、ナイアガラの滝の録音など、さまざまな1ビットサラウンド録音音源を紹介。ユニークな試みでは日本の伝統織物、西陣織から音が出るシステムも紹介しました。
   
   
ブロードバンド時代、1ビット技術に大きな注目が集まっています        
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■mbl
『開発者に聞く呼吸球式スピーカーの魅力』

mblの呼吸球式スピーカー「101E」の試聴会がセミナーホールで行われました。開発者のウォルフガング・メレッキ氏をお迎えし、傳信幸氏との対話とともに音楽を楽しんだ1時間でした。このスピーカーの構造が一体どうなっているのか、気になるところですが、真ん中の銀色に光る提灯のような部分の下部にちょうどスピーカーのボイスコイルと同じような構造のドライバーが備えられています。音声信号が入力されると提灯全体を上下に引いたり、戻したりし、提灯を膨らませたり、萎ませたりして音を発するそうです。この動きがちょうど人間の肺の動きに似ているので「呼吸球式」と呼ばれているとのこと。特徴は一方向だけでなく、全方面に音を発し、音の定位がピンポイントにしっかり定まる点にあると言われています。明日以降もmblのブースでこのスピーカーの音を楽しめます。ぜひ、お越し下さい。
   
   
ウォルフガング・メレッキ氏(左)と傳信幸氏(右)   呼吸球式のスピーカーの音が出る仕組みを解説して頂きました    
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<主催者セミナー>
深田晃/井上哲/沢口真生
『デジタル放送で楽しむサラウンド音響』
放送メディアは、2000年に始まったデジタル衛星放送や2003年から始まった地上デジタル放送によって、映像の高品位化とともに音声の多チャンネル化にも期待が寄せられています。テレビはこれから5.1chサラウンドで楽しむことが当たり前になって行くのかもしれません。そうした時代を前に、すでにサラウンドサウンドでテレビ番組制作に取り組んでいる制作者から実際に制作した映像とともに興味深いお話を伺いました。まず、NHKからは深田晃氏を向かえ、花火や砂漠を疾走するジープの映像などを5.1chサラウンドとともに視聴。さらに、テレビ朝日より井上哲氏を迎え、スポーツや音楽コンサートでのサラウンドサウンド放送を楽しみました。サラウンドは映画だけのものではなく、こうしたテレビ向けのコンテンツもこれまで以上に楽しいものにしてくれるようです。
   
   
左から沢口真生氏、深田晃氏、井上哲氏   多くの来場者が集まり、注目度の高さを示していました。    

23日(土)も10時よりスタート
明日のA&Vフェスタ2006にもご注目下さい!
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