今こそボクらには素敵な音楽と、心振るわせる映画が必要だ!
より深い感動を求めて「A&Vフェスタ2009」いよいよ明日開幕!


 世界的に経済が停滞し、あまり景気のいい話は聞けなくなっていますが、景気が悪いからといって、音楽を聴くのをやめよう、映画を見るのも控えようといった話は聞きません。明るいニュースが少ない今こそ、素晴らしい音楽や映画でじっくりと心を潤したいものです。A&Vフェスタには、今年もそんな音楽や映画をより深く楽しむためのアイディアや製品がいっぱいです。明日から始まる3日間のドキドキ・ワクワク体験。本日は、そんな「A&Vフェスタ2009」を120%楽しむために、明日に向けて準備中の会場から、熱気のその一部をお伝えしたいと思います。





豪華プレゼントを大盤振る舞い!


★プレゼントコーナー
 A&Vフェスタにお越し頂いたみなさんには、素敵なプレゼントがあります。まず、明日(21日)の初日は、先着500名様にオリジナルバッグをプレゼント!CDやDVDなどのソフトや、オーディオケーブル、ヘッドフォンなどを入れて持ち歩くのに最適なバッグです。

 また、はがき、もしくは会期中会場で応募いただいたお客様の中から抽選でオーディオ、ビジュアル関連のさまざまな商品をプレゼント。今年もAVアンプやスピーカー、ICレコーダーなど豪華な賞品が用意されています。ぜひ、お楽しみに!

プレゼント商品はこちらでご覧頂けます>>




<スペシャルイベント>


ポータブルレコーダーで
プロの生演奏をレコーディング体験!


★A&V フェスタ2009
 生録体験!! ライブレコーディング

A&Vフェスタ2009 特設会場 小ホール
パシフィコ横浜・カンファレンスセンター(5階)


「ポータブル・レコーダー」「ICレコーダー」などと呼ばれる、小型のハンディタイプのレコーダーの人気が高まっています。小型といっても実力は高く、WMAやMP3のような圧縮形式のほかに、非圧縮のリニアPCMでの録音も可能なモデルも続々登場。しかも、24bit/192kHzといったCDをはるかに超えた解像度で記録できるものもあり、もはやこれは本格的な録音機と判断してもいいでしょう。このイベントは、そんなレコーダーを使って実際の生演奏の録音が体験できるもの。演奏だけでも十分に楽しめる豪華なアーティストが出演します。録音席は有料ですが、見るだけなら参加無料。レコーダーは持参いただくほかに、レンタルでもご用意しています。ぜひ、ご参加ください。

詳しい参加方法はこちら!>>



■出演アーティスト紹介

アフリカンパーカッション
LATYR SY & AFRICA SUNU XELCOM
(ラティール シー & アフリカ スヌ ヘルコム)

2月21日(土) 13時〜15時(12時開場)
2月21日(土) 16時〜18時(15時開場)


 セネガル出身のパーカッショニストであるLATYR SY(ラティール シー)を中心に、1995年に結成されたグループ。フランス、ドイツ、エジプト、韓国などさまざまな国で演奏活動をするとともに、白井貴子、オリジナルラブ、LEYONA、林明日香など、日本のミュージシャンともツアーやレコーディングで活動をしています。日本全国の小中学校を紹介するために訪問して、日本におけるアフリカ音楽・文化の普及にも大きく貢献しています。

 彼らのステージは、パワフルでクール!ラティール シーが咆哮するように歌う歌声も素敵です。アフリカの大地を揺るがすようなリズムを聴いていると、音楽の原点に立ち返ったような気持ちになります。録音するのを忘れて聴き入ってしまわないように!

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サクスフォーン アンサンブル
SAXOPHOBIA(サキソフォビア)

2月22日(日) 12時〜14時(11時会場)
2月22日(日) 15時〜17時(14時会場)


 ジャズや民俗音楽の分野で活躍している個性派のサックス奏者4人が集まって1998年に結成されたグループ。さまざまな曲を4人のサックスパートに振り分けて演奏していますが、メンバーの個性に合わせてアレンジされているので、代役不可能なアンサンブルなのだそうです。サックスだけでなくフルート、バスクラ、篠笛なども用いられ、ジャズの隠れた名曲からポップス、民謡、オリジナル曲まで、多彩なレパートリーを展開しています。

 メンバーは、山下洋輔グループ、綾戸智絵、akiko、 忌野清志郎、大西順子などなど、有名アーティストと活動する他、CM音楽のレコーディングも行っている実力派ばかり。昨年12月には、ミニアルバム『雨ふりシンフォニー』をリリースしたばかりです。

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今年も超個性派の作品がズラリ!
究極のアマチュアパワーが終結!


★自作オーディオ自慢大会
 A&Vフェスタは、主にはメーカーのプロの方々が作った製品の展示・試聴会ですが、アマチュアの方々が活躍する場も設けられています。それが、この「自作オーディオ自慢大会」です。A&Vフェスタ開催に先駆けて出品作品を募集して参りましたが、その中で審査部会(催事委員会)の厳正なる審査により1次審査を通過した作品を、このコーナーでご覧頂くことができ、製作者自身による試聴会も行われます。

 そして、この会場でのみなさんの投票に基づいてアンプ部門、スピーカー部門にわけてそれぞれ「ベスト人気賞」を決定。また、フェスタ審査部会による選考により「ベスト審査員賞」が決定されます!各部門の受賞者は、オーディオ専門誌である音楽之友社の月刊「stereo」、そして誠文堂新光社の月刊「MJ無線と実験」で紹介される予定。コーナーにはすでに、明日に備えて1次審査通貨作品が並べられ始めました。もう、見てるだけでワクワクするような作品ばかりです。それではちょっと拝見…。


<アンプ部門10作品>

 
「6AS7単管PP 無帰還アンプ」
神奈川県 大橋 様
米国RCAが1947年頃に開発した電源レギュレータ用の大型双3極管「6AS7」をプッシュプルで用いた真空管アンプ。作りもしっかりして、堂々たるできばえです。
【試聴会:2月23日 12:30より】

 
「小型トランジスタ100パラ無帰還アンプ」
茨城県 蝦名 様
このまま電車に中に持ち込んだら「爆弾では?」と疑われそうですが、これもアンプ。ジュラルミンのアタッシュケースの中には、高音質のアンプを内蔵。それも小型トランジスタ100パラレル回路構成。もちろん、このケースを採用したのも意味があるのです!
【試聴会:2月22日 12:00より】

 
「ミニマムシステム用パワーアンプ」
東京都 佐藤 様
詳細はまだ不明ですが、タイトルから推測するに、シンプルな構成のシステムでピュアな音質を目指したアンプである模様。自作アンプらしいつまみとスイッチが目を引きます。

 
「SV811-3直熱管シングルアンプ」
東京都 安江 様
送信管811Aを原形にロシアで開発されたオーディオ用の出力管SV811-3を使用したシングルアンプ。直熱管ならではの真空管の仄かな灯りも魅力的です。
【試聴会:2月22日 11:30より】

 
「パワードスピーカ コントロールアンプ」
群馬県 関口 様
これもまだ詳細は不明ですが、パワードスピーカー(アンプ内臓のスピーカー)用に開発されたコントロールアンプのようです。詳しくは会場で!
【試聴会:2月21日 14:30より】

 
「SSD ジュークボックス」
神奈川県 石田 様
メモリードライブ(SSD)を使ったジュークボックス?どうやらメモリープレーヤーのようなもののようです。正面は液晶パネル?はたして、その全貌は???

 
「半導体式パワーアンプ 40W×2CH」
神奈川県 唐木 様
後部に2つの冷却用ファンを備えた半導体パワーアンプ。まだ(17:00現在)会場に届いていないので詳細は今のところ不明ですが、このファンの後側にパワートランジスタがある構造でしょうか?いずれにしても個性的なサウンドを奏でそうです!
【試聴会:2月22日 11:00より】

 
「シンプル回路構成の6CB5A-PPアンプ」
茨城県 高橋 様
6CB5Aと言えば、過去にはカラーTV用水平出力管として知られる真空管ですが、シンプルな回路構成でPP(プッシュ・プル)構成としています。
【試聴会:2月23日 13:00より】

 
「リモコン開閉機能付ドンペリ木箱入音アンプ」
神奈川県 清水 様
ドンペリの箱を開けるとそこにはアンプが!しかも自動開閉機能付き。これにはドンペリニヨン僧もビックリ!箱は1985年製のものにこだわりました。その音は、高級シャンパンの放香を放って…。

 
「812A・811Aシングルアンプ」
神奈川県 高柳 様
正統派真空管アンプの風格を見せる作品です。周波数変換用7極管「MB-812A」と高周波増幅用5極管「MB-811A」を使ったシングルアンプのようです。
【試聴会:2月21日 13:30より】



<スピーカー部門17作品>

 
「ダブルエア 〜2連空気室バックロード」
広島県 岩田 様
ちょっと昔の電話ボックスみたいな形と仕上げのスピーカー。レトロな雰囲気が味わい深いです。真空管アンプなどと組み合わせると、優しい、暖かい音が聴けそうです。
【試聴会:2月22日 16:00より】

 
「球形スピーカー」
東京都 上野 様
「どんな音がするんだろう」って耳を傾けたら、「オイ、鬼太郎!」とか言いそうな目玉親父スピーカー。球形のボディからはどんな音が!?
【試聴会:2月22日 12:30より】

 
「t.B.D.(上)& q.E.D.(下)」
長野県 上原 様
本当に一言でスピーカーと言ってもさまざまな形と考え方があるものです。どんな理由でここへたどり着いたのか?このスピーカーもまた、とてつもないドラマを持っていそうです。
【試聴会:2月22日 13:00より】

 
「ヘキサゴン」
北海道 金子 様
ビクターさんのロゴマークで有名な犬のニッパー君。彼はご主人の声がするので、ホーンの中をのぞいてみました。すると、そこにはいくつもの小さなスピーカーが…。
【試聴会:2月22日 16:30より】

 
「ペんぎんの陶器製BOXスピーカー」
兵庫県 狩森 様
「ママー、ペンギンさんだよ、ホラホラ」「違うのよ、あれはスピーカーなの。そしてこれには素敵なお話があるの。今夜はそれをお話してあげましょう」
【試聴会:2月21日 16:30より】

 
「オフセットバッフル『ボルト千本(せんぼん)』」
東京都 斉藤 様
あと球形のトゥイーターでも付いていれば、お台場の某テレビ局で採用されそうなデザインの鉄骨スピーカー。ボルト千本で組上げられている!?
【試聴会:2月21日 16:00より】

 
「パワード & パッシブスピーカ」
群馬県 関口 様
アンプ部門の「パワードスピーカ コントロールアンプ」と同じ方の出品。当然組み合わせて使うために製作されたようです。どんな音が!?
【試聴会:2月21日 15:00より】

 
「ほのかに香る音楽をイメージした【香音】」
愛知県 高橋 様
ユニットの搭載を忘れたスピーカーボックスみたいですが、違います。ちゃんと鳴るそうです。もしかしたら、中央の木の部分が鳴ったりして…。
【試聴会:2月22日 13:30より】

 
「ガブロ(黒御影石)スピーカシステム」
宮城県 高橋 様
これは煙の出ない新型の灰皿です。そういったら「へぇ、そうなの」と思わずうなずいてしまいますネ。でも、これもスピーカー。ってどこが鳴るの!?
【試聴会:2月22日 17:00より】

 
「照明付き3Dスピーカシステム」
東京都 中川 様
「ナニ間違えてんだよ。照明じゃんコレ」って?違います。これはレッキとしたスピーカーで、照明付きなんです。こうした作品って意外といい音するのですよね!

 
「寺垣式スピーカーMarutaII(丸太II)」
神奈川県 中村 様
これは一体、どこがナニ??真ん中のはセンタースピーカー?両側は丸太をくり抜いたスピーカー?これは聴いてみるしかない!
【試聴会:2月23日 12:00より】


 
「EASTY 1602 II」
東京都 東 様
側面部のトラ目の素材が美しい、2ウエイのブックシェルフタイプ。しっかりした作りと仕上げの美しさは、聴かずともその音の良さを思わせます。
【試聴会:2月23日 11:30より】

 
「JSP方式 無指向性スピーカーシステム」
神奈川県 古舘 様
物理学の実験に使われる機械のようなこのスピーカー、ちょっと見たところどこが前なのかわかりません。もしかしたら、無指向性?その音場感やいかに!?
【試聴会:2月22日 14:00より】

 
「音楽を聞くために、2次元型SPの到達点。」
新潟県 星野 様
おお、この洗練されたカッコ良さは何!?まるでヨーロッパのデザイナーが手がけたような瀟洒な魅力があります。どんな音がするのでしょうか?
【試聴会:2月22日 14:30より】

 
「ピカイア」
福島県 前田 様
この精度の高い工作技術と仕上げは、プロも驚く出来栄え!正統派オーディオの真髄ここにあり!でも、その音には意外な味わいがあったりして…。
【試聴会:2月22日 15:30より】

 
「前方向型平面スピーカー」
大阪府 南出 様
一般家庭の空間で最低限のエネルギーで駆動できる効率の良いスピーカーを目指して製作。中央はデジタルアンプで、電池を使って48時間の連続再生を達成したとか。
【試聴会:2月22日 15:00より】

 
「安かろう、でも良かろう。」
東京都 米田 様
これは昨年の最年少受賞者・中学生、米田君の作品。なんと昨年はまだ中学生!今年は高校生になって1年目。未来の天才オーディオ・エンジニアです。今度は、どんな作品なのでしょうか?タイトルを見る限り、限られたお小遣いで最高のものを作り上げたようです!
【試聴会:2月21日 15:30より】


展示作品はこちらでもご覧頂けます>>





<スタジオ・クラス>


スピーカーの謎に迫る!
これはもはやアドベンチャー!


★スピーカー親子工作教室
 スピーカーって、いろんな人の声が再生できるし、ドラムやラッパの音も出すことができる不思議な箱。どうしてひとつの場所からいろんな音を出すことができるのでしょうか?そんな風に疑問に思ったことってないですか?

 かの発明王エジソンが少年時代、何でも疑問に思って質問する子供だったように、原理や仕組みを知りたくなった時から、「なぜ?」という気持ちが科学をワクワク楽しいものにしていきます。今年もA&Vフェスタならではの特別授業「スピーカー親子工作教室」を開催。親子で、仲間同士で、一緒にスピーカーを作って楽しみながら、この不思議な箱の謎に近づいてみてください。未来のエジソンたち、参加待ってます!

<スピーカー親子工作教室スケジュール>
2月21日(土) 11:00〜12:30/15:00〜16:30
2月22日(日) 11:00〜12:30/15:00〜16:30
2月23日(月) 14:00〜15:30



スピーカー親子工作教室の詳細はこちらからご覧いただけます>>





<セミナー>

CDと生のアカペラの聴き比べ体験!

2月21日(土)11:30〜13:00
★アカペラグループ「Aura」のミニコンサートを聴こう!
出演:Aura、井上千岳
オーディオアクセサリー・analog/音元出版【CLICK】

 クラシックの楽曲を女性5人の声質の揃ったア・カペラで歌い上げるクラシック・ア・カペラ・グループ"Aura(アウラ)"が出演。ミニコンサートが楽しめるという企画です。Auraのメンバーは、いずれも音楽大学声楽科出身の実力派。2008年4月23日に発売されたアルバム『パストラーレ Pastorale』(ESCC-4/EPIC Records)では、SONY有機ELテレビCMで話題になったヴィヴァルディの「春」や、カウンターテナーのスラヴァがゲスト参加した「庭の千草(アイルランド民謡)」、シューベルトの曲にゲーテの詩をのせた「野ばら」、ヴェルレーヌの詩に影響を受けたと言われているピアノ曲集「ベルガマスク」から「月の光」といった曲を歌っています。

 イベントでは、前半にオーディオシステムでこの『パストラーレ Pastorale』を聴きながら、オーディオ評論家の井上千岳さんが聴きどころを紹介。後半には、マイクを使わない生の声でAuraによるミニライブが行われます。オーディオと生の声を両方楽しめる、ちょっと贅沢なイベントです。

クラシック・ア・カペラ
アウラ「Aura」詳しくはこちら>>



君は合格点をゲットできるか?
音の変化をクイズで当てよう!


2月21日(土)14:00〜15:30
カンファレンスセンター3階 セミナールーム

★オーディオ・リスニング検定〜音の違い、音の聴こえ方〜
クイズでCDゲット
出演:内沼英二
StereoSound・HiVi/ステレオサウンド
月刊「HiVi」FEATURE NEWS【CLICK】

 レコーディングエンジニアの集団である(株)ミキサーズ・ラボの設立者・内沼映二さんを迎えての企画イベント。内沼さん自身が録音を担当した「BIG BAND STAGE」(MLZJ-2001〜2/Mixer's Lab、CD付きDVDオーディオ作品)の音源を使って、音の聴き方、音楽を聴くポイントを伝授してくれるというものです。特別にマスタリングされた音源によるスーパーハイファイ再生や、それをイコライジング処理することで聴こえ方がどう変わっていくかなどを体験できる貴重なイベントです。

 そして、内沼さんが会場でイコライジングした音を聴いて、それがどんな特性になっているかをクイズ形式で当てるコーナーも用意。合格点を獲得すると超高音質ディスク「BIG BAND STAGE」がもらえるという特典付きです。会場には、ジェネレックの大型アクティブスピーカー「1034BM」が設置され、今まさに準備中!ぜひ、ご来場ください。



スピーカー工作ファン必見のイベント
長岡鉄男さんのスピーカーを再現!


2月21日(土)16:30〜18:00
★長岡鉄男のオリジナルスピーカーをつくる2009
Stereo/音楽之友社
月刊「Stereo」【CLICK】

 スピーカー工作のオーソリティーとして、「長岡教」ともいうべき多くの熱狂的なファンを持つ長岡鉄男さん。残念ながら、長岡さんは2000年の5月に亡くなられてしまいましたが、生前に作られた約700機種ともいわれるスピーカーの工作実例は、今なお多くのスピーカー工作愛好家のバイブルであり、手本となっています。

 このイベントは、そんな長岡鉄男さんのオリジナルスピーカーを再現して試聴するというもの。音楽之友社で「長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術」などを出版している月刊「Stereo」の編集部が、マニアだけではなく初心者にも分かりやすく、その魅力を解説します。スピーカー工作ファンは必見です!



DCアンプの巨匠、金田明彦さんが
デジタルソース再生の真髄に迫る!


2月22日(日)11:00〜13:00
★最新DCアンプで聴くデジタルソース
出演:金田明彦
MJ無線と実験/誠文堂新光社【CLICK】

 このイベントに出演する金田明彦さんは、元秋田大学助教授をつとめた方なのですが、大学教授としてよりもむしろDCアンプの考案者として有名です。真空管からトランジスタへ移行しつつある1970年代に、DCアンプという新しい概念をアンプ設計に持ち込み、高音質化に成功。誠文堂新光社「MJ無線と実験」などで理論や実際の回路を発表して話題となりました。

 過去にはオーディオのデジタル化については反対派と言われましたが、最近ではD/Aコンバーター、A/Dコンバーターの設計も行い話題となっています。そんな金田さんが最新のDCアンプでデジタルソースにおける再生の真髄に迫る、興味深いイベントです。



CDの素材が違うと、どんな風に音が変わるのか?

2月22日(日)14:00〜15:30
★話題の新素材CDを聴き比べる
オーディオベーシック/共同通信社
季刊「AUDIO BASIC」【CLICK】

 SACDやDVDオーディオといった高音質ソフトは、通常のCDプレーヤーでは再生できませんが、最近になって通常のCDプレーヤーで、これまでよりも良い音で音楽が楽しめるという、新しい新素材CDが登場し始めました。「SHM-CD」「HQCD」「Blu-spec CD」と呼ばれるものがそれで、従来のCDに使われていた素材を改良して、データの読み取り精度を上げ、音質をよりよいものにしています。イベントでは、これらのCDの比較試聴を行い、その違いに迫って参ります。

 この他、ガラス製のCDというものも注目されています。2007年に発売されて話題となったユニバーサルミュージックIMSのガラス製CD「EXTREME HARD GLASS CD」や、今年4月に発売となるビクターエンタテインメント(株)FLAIRとメモリーテック(株)の共同開発による「Super Excellent Glass」シリーズがそれです。価格が非常に高く、生産も限定されていますが、その音質は多くのリスナーが評価しているようです。イベントでは、このガラス製CDの試聴も行われると思われます。

<SHM-CDとは?>
日本ビクターとユニバーサル ミュージックの共同開発による新素材高品質CD。従来のCD素材とは別種のポリカーボネート樹脂を使用することにより、プレーヤーのピックアップの読み取り精度を向上させ、音質を良くしています。【詳細はこちら】

<HQCD(Hi Quality CD)とは?>
通常CDよりもグレードの高い、液晶パネルに用いられるポリカーボネートをディスク基盤材料に使用。反射膜には、従来のアルミニウムに換えて、耐久性・耐熱性・耐光性にも優れた独自の特殊合金を採用したCDです。従来のCDよりも、マスターに限りなく近い音質を実現したと言われています。【詳細はこちら】

<Blu-spec CD>
ソニー・ミュージックエンタテインメントがブルーレイ・ディスクの素材と製造技術を応用して開発した高品質CD。ブルーレイ・ディスクの素材を使っていますが、これも通常のCDプレーヤーで再生可能です。【詳細はこちら】





<サラウンド・サウンド テーマエリア>

女性の方々にも知って欲しいこの魅力
これでもう、あなたもサラウンド通!


2月21日(土)10:30〜12:00
★女性のためのやさしいサラウンド講座
〜誰でも楽しめるホームシアター〜

協力:パイオニア株式会社

「サラウンド」と一口言っても、基礎知識なしに、それじゃぁ今日から始めるかと簡単に始められるものではありません。サラウンド用のAVアンプも周囲を囲むスピーカーも、軽々持ち上げられるほど軽量なものは少ないですし、知識だけでなく体力も必要です。まぁ、知識はどうにかなると思いますが、スピーカーを設置したり、アンプを接続したりなどは、女性にはまさに「荷が重い」ことかも知れませんね。

 でも、サラウンド・サウンドは男性のためだけに生まれて来たわけではありません。むしろ感性の研ぎ澄まされた女性にこそ、楽しんで頂きたい作品は数多くあります。そこで、ここでは「女性のためのやさしいサラウンド講座」と題して、ホームシアターを誰もが楽しめるように、そのノウハウを伝授。もちろん、男性も出席OK。この機会にノウハウを学んで、サラウンド・サウンドを目指す女性の方々のために力を貸してあげてください。



家族にイイトコ見せて、友人にも自慢したい!
そんなお父さんの思いを徹底サポート!


2月22日(日)10:30〜12:00
★お父さんのためのサラウンド講座
協力:ヤマハエレトロニクスマーケティング株式会社

「お父さんがホームシアターを始める」となると、これまた簡単にはいきません。音楽から映画までビシッとキメるシステムを組み上げて、家族のみんなにはイイトコを見せなければいけませんし、友人が訪ねてきた時には自慢もしたいでしょう。それなりに自分の個性をチラつかせながら、こだわりを反映させたくなるわけです。そうは言っても予算の問題や騒音の問題、お部屋のサイズなどなど、問題は山積。なかなか思うようには行きません。

 そこで!ホームシアターシステムについてはプロ中のプロであるヤマハの音響スタッフが、ホームシアター基礎から、こわだる部分への予算のかけ方などを伝授。ステレオからサラウンドまで楽しめる、家族みんなで楽しめるホームシアターの構築方法を学ぶことができます。この講座に参加してお父さんの手でホームシアターを構築すれば、家族や友人のリスペクトを集められること間違いなしです。密かに学んで、大いに活用しましょう。



サラウンドサウンドのプロフェッショナルが結集!

2月21日(土)13:00〜14:30
★パネルディスカッションと試聴「サラウンドの魅力を探る」
司会:沢口真生(パイオニア)
出演:濱崎公男(NHK放送技術研究所)
   井上哲(朝日放送映像)
   亀川徹(東京藝術大学)
   麻倉怜士(評論家)
   蔭山惠(パナソニック)
   渡邉哲純(日本ビクター)

 サラウンドサウンドの最先端に立つ、各方面のプロフェッショナルが集まりパネルディスカッションをするという貴重なイベント。マルチチャンネル音声制作手法の権威であるNHK放送技術研究所の濱崎公男さんや、スポーツ番組中継におけるサラウンド音声制作と制作技術についての豊富な経験を持つ朝日放送映像の井上哲さん、海外の映画や放送のサラウンドサウンド技術について数多くの研究をしている東京藝術大学の亀川徹さんほか、A&V評論家として著名な麻倉怜士さんや各メーカーの専門家などが集まり、サラウンドサウンドの「今」を熱く語ります!



サラウンドサウンドで、テレビは変わる!

★放送各局番組制作技術よる「サラウンド放送の面白解説」
協力:21日/NHK、BSフジ、日本テレビ
   22日/テレビ朝日、WOWOW
   23日/毎日放送、長野朝日放送

<開催日程>
2月21日(土)15:00〜16:30
2月22日(日)15:00〜16:00
2月23日(月)14:00〜15:00


 昨年末の「ゆく年くる年」は日本各地から年越しの風景や除夜の鐘、新年を迎えた様子、初詣など生中継でサラウンド放送され、日本各地の風景を臨場感あるサラウンドで楽しむことができました。今後、さらにサラウンドサウンドの放送は増え続け、身近なものとなっていくでしょう。

 このイベントは、そんな放送の各局番組制作技術者が集まり、サラウンド放送を面白楽しく紹介してくれるという企画です。テレビというとどうしても画質の話ばかりになりますが、ここはぜひ音の世界の進化にも目を、いや耳を向けてみてください。サラウンドサウンドで楽しむと番組はもっともっと楽しくなるはず。ぜひとも、この機会に放送のサラウンド化にご注目を。



自宅がJAZZクラブだったら…。
マイルスでも、コルトレーンでも、思いつくまま!


★「JAZZクラブがあなたの部屋にやってくる」
〜UNAMAS JAZZをサラウンドで〜
出演:沢口真生(UNAMAS JAZZ)

<開催日程>
2月21日(土)17:00〜18:00
2月22日(日)16:30〜17:30
2月23日(月)15:30〜16:30


 パイオニア株式会社の技術開発本部顧問である沢口真生 (さわぐちまさき)さんによるサラウンドサウンド講演企画。沢口さんは、1987年からNHKにおいてサラウンドサウンドの録音や放送に関与し、その後、パイオニア技術部門へ移籍、2007年9月からは「UNAMAS」というジャズのレーベルを立ち上げ、高品質音楽ソフトの制作を行っています。そんなサラウンドサウンドとジャズのプロフェッショナルが提案するのは「JAZZクラブの自宅誘致」という壮大なる計画。サラウンドサウンドによって、自宅にいながらまるでJAZZクラブにいるような臨場感で音楽を楽しもうというものです。

 サラウンドサウンドならではの立体感のあるサウンドで、ぜひJAZZクラブの雰囲気を楽しんでいってください。出演アーティスト?JAZZクラブが自宅にやってきたら、それはもう、マイルス・デイビスでも、ジョン・コルトレーンでも、ビル・エヴァンスでも気の向くままに呼んじゃいましょう!



プロの制作したサラウンド優秀作品を
じっくりと試聴


2月22日(日)13:00〜14:30
★パッケージソフトでの「サラウンド音楽の楽しみ」
〜日本プロ音楽録音賞 応募/授賞作品より〜

出演:高田英男(ビクターエンタテインメント)

 プロの録音エンジニアが制作したパッケージソフトの優秀作品を表彰する日本音楽スタジオ協会主催の「日本プロ音楽録音賞」。この応募作品と授賞作品を試聴しながらサラウンドで音楽を楽しむ魅力について、ビクタースタジオのスタジオ長である高田英男さんが語ります。高田さんは、日本プロ音楽録音賞の副審査委員長を務めている方(総合審査委員長は、ミキサーズ・ラボ創設者の内沼映二さん)で、こうした賞を通して録音エンジニアの技術と社会地位の向上を図ろうと努力しておられます。

 サザンオールスターズもデビュー当時よりレコーディングに利用している「ビクタースタジオ」のスタジオ長ということもあり、録音現場の貴重なお話もうかがうことができそうです。普段聞けないエピソードや裏話、ぜひ耳を傾けにきてください。そうそう、高田さんはビクターエンタテインメントから4月に発売される話題のガラス製CD「Super Excellent Glass」シリーズの企画も手掛けました。ビクターの音楽事業80周年記念企画の一環とされているこのCDの制作秘話も聞けるかもしれません。